カウントダウン19: 慧11歳

あと19日。

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パクチーハウスを作るきっかけとなった息子が11歳の誕生日。自宅引越しの際に家具から紛失したネジを作ってくれた梅澤さんと5年半越しの初対面。そして近所に住む起業家の二人が来パク。

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息子が生まれることが判明し、僕は起業を決意しました。息子が生まれた翌月に、パクチーハウスの構想を思いつき、同じ年の8月9日に株式会社旅と平和を設立。11月20日に最初の事業としてパクチーハウス東京を始めました。

その息子がこの日、11歳の誕生日。カンパクの際にお客さんの前で紹介すると机の下に潜り込んでしまったけれど、僕にエネルギーをくれた大きな存在。パクチーハウスで誕生日祝いができてよかったです。

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恭会メンバーの石山さんが、今度作る新しいオフィスの家具調達のため、PAX Coworkingに来てくれた後、ご来パク。合流したのは非営利型株式会社Polarisの市川さん。市川さんは、PAX Coworkingが始まってまもない頃に大槻さんと「インターン」で来てくれました。駒沢大学で授業を持っていた時に僕をゲスト講師で呼んでくれて、その際石山さんとも知り合いました。

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public’S’peaceにTwitter以来の友人・八雲くんが、梅澤さんと来てくれました。5年半前に引っ越したとき、ダイニングテーブルを組み立てるネジが紛失してしまいました。どこで買ったらいいか分からずFacebookに投稿したところ、八雲くん経由で梅澤さんが「作りますよ」とおっしゃってくれ、数日で製造して送ってくれました。長い時間が経ってしまっていましたが、ようやく会うことができました。感激です。

また落ち着いたら、改めてゆっくり飲みたいと思っています。

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お一人でふらりと来てくれたのは、代々木八幡の「四季ご飯 晴れ間。」の中原さん、続いてご近所の泉さん。「晴れ間。」の 中原さんは数年前の深夜の経堂飲食店主飲酒会で会い、ご近所在住なのでその後夜中に周辺のお店で何度か遭遇しています。広告代理店勤務から飲食店を開いたということで、同じような境遇と思っていましたが、実はミシュランで4年連続ビブグルマンというすごい方です。

泉さんは「Punk Business Practitioner」の資格を持つ方で、PAX Coworkingメンバーの飯島さんの奥さま。近々オランダへ移住して起業する予定です。

ご近所に住むこのお二人繋いでみましたが、帰りが遅くなりそうだったので、子供たちと帰りました。

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関東バラキン会 パクチー部、先日に引き続き、22名さまで楽しんでいただきました。◯ちゃんおよび五島ファンのみなさん、ありがとうございます。サハラマラソンつながりの星野さん、稲永さんも来てくれました。

 

#パクチーハウス東京 、経堂の店舗閉鎖まで、あと19日。 #無店舗展開 #paxi #パクチー #旅育 息子が生まれると判明した直後に自ら事業を始めようと思った。パクチーハウスのアイデアが出るまでにかかった時間は約半年。その間出したアイデアの一つが旅育だ。 子供の教育を旅を通じて考えること。見知らぬ海外に家族で行くと、日本では味わえない困難にぶち当たるかもしれない。親の威厳が保てないかもしれない。そんな時は家族で一緒に問題解決することで絆が深まる。子供に「教えてやる」という感じではない教育。 旅育の事業化はしていない。ここ数年はなかなか時間が取れず、数年間どこへも連れていってないけど、久しぶりに連れ出したいと思ってる。 パクチーハウスと同い年の息子は今日で11歳。子供と同じように成長したいと思って起業した僕は、息子から見てどんな存在だろう。チャレンジを続け好奇心を持ち続けることが、メッセージになると思っている。 写真は彼が一歳のとき。エストニアはタリンにて。

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予約数減らします

パクチーハウス東京、3月10日の閉店が迫ってまいりました。

2月の予約はあっと言う間に埋まってしまいました。3月もこのまま行くと同じような状況で営業が終わってしまいそうなので、予約数を大幅に減らすとともに、7名さま以上の予約をお断りすることにします。
また、予約可能日にあっという間に席が埋まると思いますので、メール・SNSでの予約受付を廃止します。

立ち飲みスタイルの交流スペース「public’S’peace」を大幅に拡充します。つまり、予約なしで入れる確率が飛躍的に高まります。

なぜこうしようと思ったかというと、パクチー料理を食べることだけでなくたまたま居合わせた人と話をするのがパクチーハウスの醍醐味だからです。「交流する飲食店」というサブタイトルをつけているのは、僕が体験した、海外のゲストハウスのような気軽にコミュニケーションを取れる場所が、現代の日本に必要だと思ったからです。僕が起業した理由は、日本の社会を変え、世界を平和にするためです。

パクチーハウスで人生が変わった、価値観が変わったという人がたくさんいます。僕自身も、お客さんとの会話を積み重ねた結果、東京初のコワーキングスペース「PAX Coworking」を作ることになったし、6年間で180回ほど開かれたまちおこしランニング「シャルソン」も考案できたし、サハラ砂漠マラソンにも参加するきっかけをいただきました。着席よりずっと話がしやすい、動きやすい「public’S’peace」で、ご自身の人生か世界の将来をよくするヒントを見つけてください。これがパクチーハウスの経堂での店舗での、僕からの最後のプレゼントです。

なお、限られた数の予約席の名称を「シルバーシート」に変更します。

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89カ月記念パーティ!!!

 

 

カウントダウン43: ソウルからサプライズ

あと43日。

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いろいろな場所で騒いできて、パクチーハウスでもさんざん盛り上がっているシーンを見てきたけど、これでもかという活況。店内の一体感がすごかった。Public’S’peaceや相席、パーティで繋がって行った20人が“メニュー全制覇”の会を。他のテーブルもどんどん繋がって行った。元スタッフのエリムちゃんが、韓国はソウルからサプライズで来パク。カムサハムニダ!

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仕込み中にスーツを来た営業マンが来ました。逆光で顔が見えにくかったのですが、近づいてみると!!! 波佐見町(佐世保と武雄の間ぐらい)から丸田さんが来パク。丸田さんとは2カ月ほど前に、長崎大学で行われた思いやりライト運動とそれに伴うソーシャルアクションに関するイベントで一緒に講演した仲。突然のサプライズ閉店宣言に、飛んで来てくれました。仕事の合間を縫って、食事もできない時間なのに、「写真で見たこの空間に身を置きたかった」と言ってくれました。波佐見町でシャルソン、楽しみですね。

丸田さんは約20年前に、飲酒運転による暴走車に轢かれて妹を亡くしたそうです。あかね基金を通じて、交通事故のない社会づくりのための活動をしています。

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この日も満席でしたが、予約がすべて19時から。当日のお客さんが public’S’peace に来てくれましたが、最初はまさに嵐の前の静けさといった様相でした。ほとんどすべてのお客さんが19時から30分の間に来パク。

最大のグループは「パクチーハウス de 新年会」。ご予約は昨年暮れでしたが、いつからか20人でパクチーハウスの料理をすべて食べ尽くすというノリに変わっていました。このグループを構成するのはパクチーハウスの常連さんがほとんどですが、Public’S’peaceや相席、パーティを通じてどんどんつながっていった仲間です。共通点は「メガジョッキまたはノンアルコール」極端な人が多くて楽しいです。

幹事はつっちーでした。僕がリサイクルワン(現レノバ:再生エネルギーの会社)で一緒だった姉つっちーの弟であり、直接つながっていないものの、富士通の後輩にあたる人です。

新年会グループの後ろに、黒バッジの陣内さんがいたので、つっちーグループに紹介しておきました。またここから何かが生まれるでしょう。

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年末最終営業日に来てくれたゆうがくん、みゆきちゃん、さよりちゃんがラグマン鍋を食べに来てくれました。安定のメガジョッキ。パクチーカチューシャを作って来てくれました! だいぶ古くなったパクチー帽だけじゃない。より多くの人数でパクチーになれます。

そして、その横には南極観測隊帰りのみなさん。南極に生えたパクチーの写真を見せてもらいました。感動です。日本の南極観測隊の方々がいく昭和基地は南緯69°地点にあるのですが、僕が行きたい南極点の周辺(南緯89°)はそこから2000km以上離れているんです。ただ、経験ある皆さんに、南極点について聞いたら、そこへのアプローチの仕方をあっさり教えていただきました。時機はいつ来るでしょうか。

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カンパクを終えてしばらくした頃、public’S’peaceに2人のお客さんが(いつの間にか)入っていました。まだスタッフが誰も案内していないということだったので、近づいてみると(サプライズなので顔を道路側に背けてました)、以前パクチーハウスのスタッフだった韓国人エリムちゃんでした。ビックリしました。ソウルからのサプライズ来パク!

「閉店が残念なので、時間を作って来ました」というのは嬉しいですね。学生時代のアルバイト先が無くなるという意味で寂しい気持ちはあると思います。でも、僕が思うに、パクチーハウスは懐かしむ場所であるよりも、何かを始める場所でありたいのです。失意の閉店ではなく、得意の無店舗化ですので。この大きな流れの中で再会するスタッフやお客さんと、これから行くことの数々。これがパクチーハウスを閉じる意義だと思っています。

カウントダウン75:狛江とチーズのパクチー会

あと75日の夜。

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ずっとパクチー会をやり続けてくれている狛江シャルソン主催者の山田みっちゃん、チーズとパクチーの夢のコラボイベントでご一緒した梶田さんと三田さん、ランナーのくらしまさん、PAX Coworkingメンバーの中尾くんがご来パク。バルセロナ写真展開催中のれいこさんも来たところでカンパク!

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パクチーハウス東京で「パクチー会」「パクチー部」などなど、いろいろなパクチーに関する会合が開かれていますが、昨日はそのうちの2つが、それぞれ約10人ずつ会合を開いてくれました。

山田みっちゃんはパクチーハウスでパクチー会を開いて37回目! 開いた回数もすごいけど、数を数えられているのもすごいです。僕も何度もパクチー・ランニング・クラブやPAX CoworkingでJellyを開いているけど、それぞれ何回やったかわからなくなりました。狛江シャルソンも着実に開催し、パクチー会ではいろいろな人を連れて来てくれています。

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チーズ界大御所で「かじたいずみチーズ教室」主宰の梶田泉さんとは、昨年2月にCHEESE STANDの藤川さんと3人でパクチーとチーズのイベントをしました。そのイベントで、その後もずっと付き合いの続く友人をたくさん得ました。2013年から毎年クリスマスにパクチーハウスでパーティを開いてくださっています。

いつも一緒に来られる三田さんとは、驚くべき数の接点があります。初めて会ったのは下北沢にあったスロコメで出会ったデジタル復元師の小林泰三さんから誘われたタイ料理を食べる会でした。

参加していた方の中に、出演させていただいたタイの番組に関わっている方も。ロケの日に来る可能性もあったそうです。

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くらしまさんとは前回ご来パク時にランの話をされていたところを横から入ったという縁。北海道でマラニック(マラソン+ピクニック)をするという話だったので、たまたまその日いらした北海道出身の河村さんを紹介しました。2月の雪上マラニックにぜひ行きたかったんですが、第7回東京シャルソンと重なってしまったので次の機会を探ります。同じ団体が8月に仁木町でメドックマラソンの日本版と呼ぶべきマラニックをするそう。こちらも注目したいです。

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PAX Coworkingの中尾くんは久しぶりに夫婦でご来パクしてくれました。バルセロナ写真展のレイちゃんも交えてこれまでのこと、これからのことお話ししていましたが、店内混み合っていて細切れに。家も近いので、またゆっくりお話ししましょう!!!

毎晩やっているカンパク前の閉店宣言。15日が経ち、だいぶこなれてきました。

カウントダウン86: 意思の力

あと86日の夜。

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PAX Coworkingの忘年会を開催。また、猿岩石の森脇さんと高知のスーパーウーマン西川さんにご来パクいただきました。スタッフ君ちゃんもお友達と。

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PAX Coworkingはパクチーハウスから生まれたオフィス。「パーティするように仕事する」と言う妄想を抱いて考えること8ヶ月と9日で、Coworkingという概念に出会いました。アメリカで生まれ、ヨーロッパに概念が達しつつあった頃で、まだ少なかった各地のスペース運営者とコワーカーがメーリングリストで協力しながら面白い場づくりの知恵を共有しているシーンに加わり、東京で最初のコワーキングスペースを開くことになりました。

僕が「仕事場」を作ろうと思ったのは、パクチーハウス東京でお客さんから聞いたお話のおかげです。オープン当初から“交流する飲食店”というサブタイトルをつけ、海外のゲストハウスのように人と人とが自然に話して楽しく飲んで欲しいと気軽な気持ちで考えていました。人と人が話をすると、楽しみだけでなくいろいろなものが生まれます。ある方は、パクチーハウスのパーティで会った人と意気投合して会社を作ったし、またある方は、隣の人の話を聞いてキャリアについて考え始め、まさかの(その人談)転職をした日に僕にお礼を言いに来てくれました。一日数時間の食事の時間はもちろん、10時間近くの時間を費やす仕事の時間に革命を起こさなければ。そう思ってできたフレーズが「パーティするように仕事する」だったのです。

誰もコワーキングという言葉を知らない最初の一年は、お客さんや友人に無理矢理声をかけて行ったイベントの日以外は“孤”ワーキング状態でした。でもそのおかげで、すでにその概念が浸透しつつあるヨーロッパやその萌芽が出る直前のアジアの先駆者達と知り合うことができ、彼らの力で多くの方が海を越えてPAX Coworkingとパクチーハウス東京にやって来ました。

PAX Coworking、2年目の終わり頃には週に50人以上もコワーキングスペースの開設に興味ある人が来たことも。日本の各地で講演もさせてもらい、それを聞いた人がパクチーも食べに来るという好循環も生まれました。

現在、日本にも890ヶ所ほどコワーキングスペースがあると言われています。現在のPAX Coworkiingはご近所さんのコミュニティ。しかし、驚くほど多様な仕事と多様なアイデアを持つ人ばかりで、僕の脳みそがいつもぐるぐる動く仕事場です。

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とある友人の紹介で来てくれたのが、猿岩石の森脇和成さん。会うのは初めてでしたが、注目の企画としてテレビではよく見ていました。僕が初めてユーラシア大陸を横断する際に、1−2ヶ月先をヒッチハイクしていました。西から東へ旅している人で、猿岩石の2人に会ったという人多数。どこのゲストハウスでも話題になっていました。それから20年以上が経ち、やっと出会うことができました。同い年でご近所ということで強いシンパシーを感じました。

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閉店間際に連絡をくれて来てくれたのは、高知県香美市の西川さん。7月に土佐町の黒丸という集落で開いたパクチーフェスに来れなかったのでと10月に会いに来てれました。たまたま翌週近くに行く用事があったのですぐに再会を果たしたのですが、そのことをめっちゃ喜んでくれたようです。また上京の機会に立ち寄ってくれました。

面白い人、動く人とは、意思があれば何度でも出会えるものです。近くに住んでいてもなかなか会えない人も多いですね。パクチーハウスとPAX Coworkingは経堂の店舗を来年3月10日に閉めますが、その後は意思のみの力で出会いと再会を繰り返すことになるのでしょう。

誰かにとってはどこにでもいる人に、また誰かにとってはどこにもいない人に、なって行くのだと思います。

 

10周年ありがとうございました

おかげさまでパクチーハウス東京は20017年11月20日で10周年を迎えました。

多くの方にお祝いに来ていただき、幸せの極みです。これからも、パクチー普及のためにさまざまな活動をしたいと思います。終始バタバタしてしまいまして、一人ひとりとゆっくり話をすることができませんでしたが、10年の蓄積を支えてくれたお客さんとスタッフに感謝申し上げます。
IMG_0247結局、ちゃんとした集合写真は撮れませんでした。とりあえずで納めたものを載せましたが、手前左側にいた方まで入っていない写真ですみません。パクチータイムを過ぎたら落ち着くと読んでいましたが、落ち着きませんでした。まるで人生の如く。

 

とさちょうものがたり

タイトルの「とさちょうものがたり」。高知県の土佐町に住む有志の方々が、町の素敵なことを外に伝えたいという意図で作られたウェブサイトです。

友人の移住で知った土佐町ですが、2月に初めて行ってその風景と人に魅了されました。また行きたい、また会いたい・・・と思っていたら、願うは叶うもの。

「なんかやろうよ!」の一言から開催が決まった「1日限りのパクチーフェス!」。7月30日に開催しました。

土佐町の中でも山奥の30人足らずの集落である黒丸。風光明媚なこの地に、なんと100人が集まりました。予想外の規模に主催側も戸惑ったりもありましたが、とても素晴らしい時間を過ごせました。

濃密だった8.9時間を、来れなかったみなさんにもぜひ味わって欲しいです。「とさちょうものがたり」から、素敵なレポートと当日のレシピ(高知の食材を使ったパクチー料理!)のおすそ分けです。

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デリリウムラリーにパクチーハウスが参加

#DCR2017 #デリリウムカフェ10周年おめでとう

本日(10月25日)、ピンクのゾウさんのデリリウムカフェ(ベルギー本店はギネスに認定の「ベルギービールの聖地」)が日本上陸10周年を迎えました。おめでとうございます。

デリリウムカフェのオーナーであり「ベルギービールおたく」の菅原亮平氏とは、2005年に出会いました。今のように多種多様なビールの存在が日本でほとんど知られなかった頃です。他に誰もお客さんがいなかったベルオーブ六本木のカウンター越しに向き合い、話し始めたら止まらず、楽しい時間を過ごしました。日本パクチー狂会を作ってまもなくの頃でした。

当時は、パクチー料理専門店を開くなど夢にも思わなかったのですが、自分なりに何かを追求している菅原氏の姿を見て、面白いと思いました。そして時は流れ、気がつくとパクチー料理専門店を作ってがむしゃらに毎日を突っ走っている頃、twitterでピンクのゾウさんを発見。即座に連絡を取り、再会を果たしました。年に1回ぐらい一緒にイベントをしているのはそういう理由があります。

振り返ってみると、菅原氏がデリリウムカフェを日本にもたらしたのと、僕が世界初のパクチー料理専門店を作ったのがほぼ同時期(2007年秋)でした。お互いにお祝いでコラボすることを決めました。

というわけで、

この約1ヶ月間、ともに歩んでいきたいと思っています。

 

デリリウムラリーについて、概要をおしらせします。詳しくは、デリリウムカフェまで。

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「期間」

11月1~30日、10月31日前夜祭(1店舗スタンプのみ)

「開催店舗」

  • ベル・オーブ(六本木・豊洲・東京芸術劇場)
  • デリリウムカフェ(霞が関・赤坂・銀座・仙台・恵比寿)
  • プティデリリウムタップカフェ(新宿)
  • ブラッスリー セント・ベルナルデュス(神田)
  • ブラッスリーMUH (武蔵小杉)
  • ウルビアマン(秋葉原)
  • Butcher NYC (品川)
  • RIO BREWING & CO. BISTRO AND GARDEN (六本木)
  • パクチーハウス(経堂)

「内容」

15店舗中10店舗を回り、20ポイントを達成したお客様にラリー達成パーティーにご招待。

「ポイント」

  • 樽生・小瓶 1ポイント
  • 375ml 2ポイント
  • 750ml 3ポイント
  • 1500ml 6ポイン
  • 5L 20ポイント

(パクチーハウス東京では、セリスホワイト、デリリウムトレメンスのみ対象)

  • パクチー料理選手権1食1ポイント
  • イベント参加1ポイント

「対象イベント」

  • デリリウムシャルソン
  • 品川ピクニック
  • デリリウムフットサル部

「ラリー達成パーティー会場」

花やしき夜の遊園地(4月下旬開催予定)

「各種賞1位~3位表彰」

  • ベルギービール川柳
    日本とベルギーの文化の融合。参加者にベルギービールにまつわる川柳の作成。店長の投票により優秀作品10作品を選出
  • マイヨジョーヌ
    最短で14店舗のラリーを達成※パクチーハウス東京除く
  • マイヨヴェール
    最多獲得ポイント※他の方のポイントの譲渡はなしとなります。
  • マイヨブラン
    25歳以下で最多ポイント3位以下
  • ドサール ジョーヌ
    チーム獲得ポイント数
  • ドサール・ジョーヌ マイヨブラン
    最年少チームでラリー達成
  • ドサール・ジョーヌ マイヨルージュ
    最年長チームでラリーを達成
  • ジュテームパクチー
    ラリー中一番パクチー料理選手権前菜を食べた方
  • ドサール・ルージュ
    敢闘賞、主催者が独断で選ぶ
  • デリリウムカフェジャポンアンバサダー
    インスタグラムに#DCR2017#デリリウムカフェ10周年おめでとうのハッシュタグをつけて投稿し、1投稿の「いいね」が多い順に表彰

「前菜パクチー料理選手権vol.2」

  • ベル・オーブ六本木 神田橋シェフ
    セリスホワイトで煮込んだ仔羊のグリーンカレー パクチーとグリーンカレーのマリアージュ
  • ベル・オーブ豊洲 宗像シェフ
    オリエンタル五香(ウーシャン)フォー
  • ベル・オーブ東京芸術劇場 片桐シェフ
    総州古白鶏の塩麹マリネロースト パクチーサラダ仕立て
  • デリリウムカフェトーキョー 岩見シェフ
    パクチーを詰め込んだ鶏モモ肉のジャンボネット
  • デリリウムカフェレゼルブ 鈴木シェフ
    スパイシープティサレスペアリブもりもりパクチー
  • デリリウムカフェGINZA 澤部シェフ
    ブラウンマッシュルームと小エビガーリックパクチーココットアヒージョ仕立て パクチーサラダをのせて
  • デリリウムカフェ SENDAI 小林シェフ
    秋刀魚のコンフィとポムパイヤッソンパクチーソース
  • デリリウムカフェ EBISU THE ROAST 森田シェフ
    石窯pizza”バインミー”
  • プティデリリウムタップカフェ 安達シェフ
    ラムパクチー餃子
  • ブラッスリー セント・ベルナルデュス
    柔らかタコイカと農園産直野菜のパクチーココット蒸し
  • ウルビアマン 井上シェフ
    パクチーバターを閉じ込めた若鶏のキエフ風カツレツ パクチー香るチーズのソースで
  • ブラッスリー MUH 加藤シェフ
    網脂で包んだパクチーメルゲーズ
  • Btcher NYC 林シェフ
    豚軟骨の白ワイン煮 ピペラード仕立て パクチーとオレンジ風味
  • RIO BREWING&CO. BISTRO AND GARDEN 小林シェフ
    パクチーの香りを閉じ込めた海老の石窯パン生地ポットパイ

パクチーは寿司の薬味として使われていた【江戸時代】 #和食とパクチーの融合

「江戸時代に、パクチーは寿司の薬味として使われていた」

その情報を得たのはパクチーハウス東京をオープンするより前。その後各所でパクチーについて語る機会があり、そのことも伝えていましたが、その情報をどこで得たか忘れてしまいました。また、そのことが『料理塩梅集』という書物に記されていることは知っていましたが、原典に当たったことはありませんでした。

6月末に銀座の寿司さいしょさんとコラボイベントをして、そういえば江戸前寿司ってのは19世紀からだったなと思っていて、気づきました。『料理塩梅集』は17世紀の書物なので、その時の「寿司」ってどんな寿司だったんだろうと。

そろそろ『料理塩梅集』の原典に当たらなきゃなと思っていたら、それがネット上で閲覧できることを知りました。ただ、活字じゃないのでとても読みにくい・・・。夏休みの課題としてゆっくり読もうかと思ったのですが、しかし、せっかくだからCoreadingしてみようと思って、これを読むイベントを立てました。

お客さんの中には色々な人がいるもので、古文書を読める方が名乗り出てくれました。そして(あっという間に)見事解読。資料の該当する部分を教えてくれました。

原文はこちらをご覧ください。53ページ参照。

icheさんありがとうございます。以下、現代語訳と解釈を転載させていただきます。(太字はパクチーハウス東京で付けました)


 

【現代語訳】
一夜鮓の作り方
鰯でもなんでも、生魚(この記述がない本もある)の新しいものを使い、酢を沸かしてその魚にかけ、桶の下に敷くものとして、わけぎを少し湯びいて敷き、その上に右の魚を置いて、わけぎにも魚にもこえんどろ(コリアンダー!)を粉にして、少しずつ振掛け、重石を重くかけること。翌日取り出して食べると、上々の鮓になっている。ご飯は一切いれない。

【当時の鮓とぱくちーすし?】
当時の鮓は、塩をした魚に炊いたご飯を入れ、発酵させるなれずし(ふなずし)のようなものが一般的。「一夜鮓」も普通はそういう作り方だが、ここではご飯を一切使わないとのことなので、むしろ、後の「生すし(きずし=今も関西で〆サバのこと)」②に近いのではないか。「こゑんどろ」(コリアンダー)は「粉にして」とあるので、パクチーというより、コリアンダーシードを山椒の様に使って、湯がいたわけぎと青背の魚を合わせた和風マリネの様なものかと思われる。


 

江戸前寿司のわさびのように、ご飯とネタの間にパクチーを挟んでいる姿を想像していましたが全然違うようです。

パクチーを通して、寿司の歴史を学ぶこともできました。 このレシピで、一度試してみなきゃですね。

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『料理塩梅集』の該当箇所を知り、喜ぶ日本パクチー狂会・会長