カウントダウン39: 時計は常にパクチータイム

あと39日。

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39日か、佐久か・・・と思っていたら佐久の江原さんがいた! 東証一部上場所属のホームレスも、マジシャンも、南極観測隊出身者も! イノベーションに関する調査で来パクの方もいたので、会社訪問まで確定。

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シフトに入っていなかったので、自宅で晩ご飯を食べた後、パクチータイムに間に合うようにこの日2度目の通勤ラン。盛り上がっててよかったー。8時ちょうどぐらいに到着。入り口の扉を開けたところで聞き慣れた声が・・・。

神戸に「移働」の旅に出ていて、帰り際に急遽徳島も立ち寄ったと江原さん。Facebookでそこから佐久へ帰るということを書かれていたのを見たのですが、まさか立ち寄ってくれているとは!!! 嬉しいサプライズでした。閉店まで39日ということでこの日のカウントダウン89stagramネタを「砂丘」と「佐久」にしていましたが、江原さんの姿を見て通じ合っている感じがしました。

江原さんが「public’S’peace」で話しかけた人たちも楽しい人ばかり。そのうち一人の高橋さんは、会社でイノベーションに関する調査をしているとのことで、いくつかある候補からパクチーハウスを選んでくれました。いつでも何でも質問してという旨のことを話した上、「報告書つくるの面倒だったら僕を呼び出せばいいから」と伝えたところ、会社訪問もあっという間に決定しました!

これまで企業での講演やコラボ商品の開発をさまざまやって来ましたが、そのうちの半数はこうしたノリで決まってきました。スタートアップから一部上場企業まで、立ち飲みスペースには話が早い人が多いというのが僕がこれまでの人生を通じて得た教訓です。

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カンパクの前にちょっと長めにスピーチして、大混雑の店内にメガジョッキを持って切り込みます。元旅行会社のOBグループの皆さんは、閉店までにいつもよりさらに頻度を上げてご来パクしてくれています。築地でマグロの卸をしている方などもいらして、魚とパクチーの可能性について話しました。

隣の席には深瀬さんと同僚の方が佐野さんと。その隣にはマジシャンたんじさんが書道家や宝塚、歌手の皆さんと。さらに隣には森岡さんが連れてきてくれた渡辺さん、その隣には面白い会(仮称)のキクちゃんが。そして大テーブルには細貝さんがmそれぞれ友達を連れてきてくれました。

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東証一部上場のホームレス矢野さんは、年末年始のカンボジア報告を携えてやってきました。しかも、いつもに増して奇抜な髪型! 時計は常に8:09をさしていました。矢野さんに今後のノマド活動のために佐久でコワーキングを運営する上述の江原さんを紹介したら、前の晩徳島県美馬市のゲストハウス「のどけや」で話題に出たのが矢野さんということでした。そういえば、1年前に矢野さんが初めて来た時も、のどけやオーナーの柴田さんが僕の話をしてたということで来てくれたんでした。

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店内が少し落ち着いたタイミングで第57次南極観測隊のグループを他のお客さんに紹介。南極で、地質調査をしていた人、インターネットを繋げていた人、そして南極料理人の人。旅先としても特異なので、みんな興味津々でした。3人とも一言ずつ体験を語ってくれました。ありがとうございました!

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イスファハン結婚式つながりのオクラがその後、ふらりと来パク。続いて、パトリックの付き人レナさんが、今年のサハラマラソン完走者の三明さんを連れて来パク。三明さんは忍者の格好で走ったそうで、完走後に戻ったパリでも忍者の格好だったそうです。閉店まで2カ月だけ期間限定スタッフをやっている西田くんの砂漠でのテント仲間でした。。

レナさんらは20時前、僕が来る前に来パクしてくれたようですが、ピークタイムで立ち飲めず。下のべこたんで呑んで待っていてくれました。その間に赤羽で早くから飲んでいた東中さんがFacebookでのボヤきを見て合流していました。

・・・というわけで安定の・・・深酒に突入でした。

 

予約数減らします

パクチーハウス東京、3月10日の閉店が迫ってまいりました。

2月の予約はあっと言う間に埋まってしまいました。3月もこのまま行くと同じような状況で営業が終わってしまいそうなので、予約数を大幅に減らすとともに、7名さま以上の予約をお断りすることにします。
また、予約可能日にあっという間に席が埋まると思いますので、メール・SNSでの予約受付を廃止します。

立ち飲みスタイルの交流スペース「public’S’peace」を大幅に拡充します。つまり、予約なしで入れる確率が飛躍的に高まります。

なぜこうしようと思ったかというと、パクチー料理を食べることだけでなくたまたま居合わせた人と話をするのがパクチーハウスの醍醐味だからです。「交流する飲食店」というサブタイトルをつけているのは、僕が体験した、海外のゲストハウスのような気軽にコミュニケーションを取れる場所が、現代の日本に必要だと思ったからです。僕が起業した理由は、日本の社会を変え、世界を平和にするためです。

パクチーハウスで人生が変わった、価値観が変わったという人がたくさんいます。僕自身も、お客さんとの会話を積み重ねた結果、東京初のコワーキングスペース「PAX Coworking」を作ることになったし、6年間で180回ほど開かれたまちおこしランニング「シャルソン」も考案できたし、サハラ砂漠マラソンにも参加するきっかけをいただきました。着席よりずっと話がしやすい、動きやすい「public’S’peace」で、ご自身の人生か世界の将来をよくするヒントを見つけてください。これがパクチーハウスの経堂での店舗での、僕からの最後のプレゼントです。

なお、限られた数の予約席の名称を「シルバーシート」に変更します。

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89カ月記念パーティ!!!

 

 

カウントダウン40: フィアンセ募集中

あと40日。

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世界青年の船のつながりのある田名辺さん、パクチーハウスで知り合った尾崎さんとプリンス、幕張シャルソンからのつながり木下さんがご来パク。

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前週の大雪から一転。同じ月曜日とは思えないほど、開店当初から注文が入りました。この日は厨房で料理を作りまくりました。パクチータイムを過ぎても隙がなく、21時前にようやくカンパクに漕ぎ着けました。

途中、シャルソンに興味がある人がとスタッフに言われていたので話しかけてみると、世界青年の船のOBの田名辺さんという方でした。ちょうどこの日、第30回世界青年の船の出航を見送りに横浜へ行った帰りだったそうです。シャルソンの解説を簡単にしつつ、世界船その他旅の話を少々。良い時間でした。

田名辺さんが帰られた後、窓際にいらした二人の女性もお会計を済ませていたので話してみると、モロッコで知り合って以来時々一緒に旅しているということでした。秘境に行くのが好きなんですと仰っていたので、忘れ物を取りに来た田名辺さんを紹介しておきました。

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幕張シャルソンで出会った木下さんは、職場の同僚の方々を連れて来てくれました。世田谷シャルソン→東京シャルソンにも参加してくれ、いつも友達を連れて来てくれています。ちなみに、パクチーハウス東京でやる最後の東京シャルソンは2月25日(日)です。

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出会ってから4年半ぐらい(?)の尾崎さんと会うのは久しぶりでした。初めて会った時に経堂のプリンスから「なんで知ってるの?」と突っ込みが来たのが懐かしいです。しょっちゅう来てくれるプリンスと尾崎さんは十数年前からの知り合いとのこと。思わぬところで縁は繋がるものですよね。

尾崎さんも相当動いている人なので、店を閉じた後、どこかでゆっくり話せればと思っています。プリンスはフィアンセ募集中です。

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営業終了して帰ろうとしたところ、PAX Coworkingメンバーの久保さんが立ち寄ってくれたので、片付けて城山通り角にある地下のバー「一(はじめ)」へ。久しぶりにゆっくり話しました。閉店を決めるに当たった心理状況などを色々質問していただき、考えをまとめることができたというか、また新しいアイデアをたくさん得ることができました。

僕が常にアイデアをブラッシュアップできているのは、お客さんとの絶え間ない会話と1000件を超える取材のおかげです。よき質問は、よき答えを生むと思います。

カウントダウン41: パクチーネイティブはどのような世界を創るか

あと41日。

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通勤ラン中にまだん陶房へ。営業に入ると、日曜日なのでお急ぎの様子の方多し。常連の入口さんが娘さんのパクデビュー、愛知から日帰りで永田さんご来パク。

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数日前から風邪の初期症状が出る予感の手前なので、積極的に朝ランをしています。毎日だいたい10km走る僕は、行きか帰りに少し回り道して距離を稼ぎますが、体調を維持するためには朝ランが一番。桜上水方面まで行って、経堂駅北東にあるまだん陶房に立ち寄りました。

一年ほど前にまだん陶房リニューアルのクラウドファンディングでいただいた体験チケットで、年末に家族で陶芸体験したのですが、李さんが直々に届けてくれたのでそのお礼でした。李さんの作品がパクチーハウスの洗面台に使われているのはカウントダウン71で書いた通りです。

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永田さんは愛知から、半年に一度ぐらい通い続けてくれている常連さん。初めて来られた時にきちんとお話ししたかどうか定かではないですが、よく覚えているのは2013年9月に、後にスタッフとなる武くんが新潟から初来パクしたときのこと。日本各地から来てくれてありがたいなーと思ったためです。

その後、名古屋のタイ料理店のスタッフ研修だったり、東京へ来る機会に時々寄ってくれています。来パクして扉を開けた瞬間から見せてくれる素敵な笑顔を見ると、こちらもいつもハッピーな気持ちになります。

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入口さんも長いこと来てくれている方。ご結婚後、出産されてしばらく産休に入っていました。この度、娘さんのパクチーデビューということで連れて来てくれました。10年やっているとお客さんのライフステージの変化もあり、それでも付き合いが続いていることが嬉しいです。物心つく前からパクチーを食べているパクチーネイティブが、今後どのような世界を創るのか、楽しみです!

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その他、インドネシアdeクリスマスwithワヤン から通い続けてくれているというお客さんも。店に来るきっかけは多様ですね。色々やっておいてよかったと思いました。

カウントダウン42: 地球一周してスタッフ採用

あと42日。

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山田みっちゃんの定例パクチー会も38回目。新たな縁も加わりました。うちのスタッフはお客さんを介して地球一周して縁ができた人もいるんだなぁ。

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常連山田みっちゃんの定例パクチー会も38回目でした。今回はラグマン鍋。主催はみっちゃんで、彼女が店を予約するのですが、ごく稀に店舗主催と思う人もいて・・・今回は小浜大統領ご両親と2日前のものづくり学校での講演に来てくれたフルハタさんが合流しました。何があっても縁は広がり続けますね。人数が増えた分狭くなってしまいましたが、その分濃密な時間・空間を過ごしていただいたと思います。第39回もその場で決まっていました!

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丸テーブルには地球を救う“手食”カレーライスの頃からの常連さんで、当時パクチーハウスから89mのところに住んでいたゆうこちゃん。青年海外協力隊を受けようとしていた時、行き先について相談されました。彼女が希望していた職種では、エクアドルとブータンとモザンビークがあるという話だったと記憶していますが、どこに行くべきかと問われました。その当時、僕はどこにも行ったことはありませんでした。が、大学時代に世界青年の船を通じて知り合った親友Hiroが水資源開発の専門家としてモザンビークに赴任したばかりだったので、「モザンビークなら友人を紹介できるし、もしかして僕も行くかも」と答えました。ゆうこちゃんは晴れてモザンビークに行くことになりました。

その後、初めてのパクパク!マラソンでコムラッズマラソン(南アフリカ)に行くことを決め、その隣のモザンビーク訪問も決めました。ゆうこちゃんとはそこで再会することに。モザンビークはポルトガル語圏です。その時、任期が終わったら、もう少し海外で仕事をしたいという話をしていました。ゆうこちゃんはモザンビークの後、ブラジルへわたりました。そこで同じ職場にいたのが、昨年6月からパクチーハウスのスタッフになったブラジル人ゆみちゃんです。ゆみちゃんは色々な偶然が重なって東京農業大学への留学が決まり、ゆうこちゃんの導きのもと、パクチーハウスを訪れてくれました。スタッフの採用、これまで色々な縁がありましたが、ゆみちゃんの場合は地球一周してここにたどり着いたということですね。

同じ丸テーブルに日本パクチー狂会時代からの知り合いのトシくんもいました。

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開店当初から来てくれていて、また、とあるパクチー関連商品の開発者としても仕事をしたことのある梅澤さんは、いつものごとくたくさんのパクチー好きを集めてくれました。メンバーの一人から「それはコムラッズですよね?」と話しかけられました。僕がいつもパクチーハウスで被っているキャップはコムラッズマラソンの防止なんですが、それに気づく人は稀です。サハラやシベリアではこの帽子により会話が生まれたことがありますが。話しかけてくれた北川さんはランニングシューズコンサルタントという仕事を自分で作られたそうです。ご自身の病気の体験から、ランニングがもたらす豊かさと幸福を多くの人に経験してほしいと活動されているようです。

また、シンガーソングランナーという肩書きを持つ方もいらっしゃいました。2年ほど前に来られた時に、パクチーのうたを作っていいですかというような会話をしたようで、僕が「色々な人が作ってくれると嬉しい」と答えました。その後、すぐに作っていただいたようですが、ようやく迎えた再来パクの機会に、披露してくれました。

その他、パクチー入浴剤の試作をくださる方もいました。FMヨコハマの小室さんとも再会。まもなくFMヨコハマの『Baile Yokohama』という番組で幸福に関するインタビューを受けつつ、パクチーハウス閉店についても語る予定です。お楽しみに!

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シブヤ大学の肩書きワークショップで知り合った篠原さんが大阪から。同じ時に知り合った田中さんと田中さんのマレーシア人のお友達Boonさん、そして樋渡啓祐さんをゲストに地方活性についてのイベントで会った赤松さんも。店の営業だけでなく、僕がしてきた活動も含め、人の縁が広がって行ったことを実感。だから場づくりはするけれど場所には固執をしないのです。

先日友人が、「店舗がなくなっても佐谷さんには普通に会える気がする」とSNSで書いてくれましたが、僕もそう思っています。20年前だったらこういう展開はしなかったでしょう。

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北海道在住の矢上夫妻がお母さんらとちょうど1カ月ぶりの来パク。まだ2回目だけど、そんな感じがしない、きっと北見でそう遠くないうちに何かやることになるでしょう。漠然とした永続でなく、期間が決まっているから、話が早いのかもしれません。

カウントダウン43: ソウルからサプライズ

あと43日。

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いろいろな場所で騒いできて、パクチーハウスでもさんざん盛り上がっているシーンを見てきたけど、これでもかという活況。店内の一体感がすごかった。Public’S’peaceや相席、パーティで繋がって行った20人が“メニュー全制覇”の会を。他のテーブルもどんどん繋がって行った。元スタッフのエリムちゃんが、韓国はソウルからサプライズで来パク。カムサハムニダ!

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仕込み中にスーツを来た営業マンが来ました。逆光で顔が見えにくかったのですが、近づいてみると!!! 波佐見町(佐世保と武雄の間ぐらい)から丸田さんが来パク。丸田さんとは2カ月ほど前に、長崎大学で行われた思いやりライト運動とそれに伴うソーシャルアクションに関するイベントで一緒に講演した仲。突然のサプライズ閉店宣言に、飛んで来てくれました。仕事の合間を縫って、食事もできない時間なのに、「写真で見たこの空間に身を置きたかった」と言ってくれました。波佐見町でシャルソン、楽しみですね。

丸田さんは約20年前に、飲酒運転による暴走車に轢かれて妹を亡くしたそうです。あかね基金を通じて、交通事故のない社会づくりのための活動をしています。

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この日も満席でしたが、予約がすべて19時から。当日のお客さんが public’S’peace に来てくれましたが、最初はまさに嵐の前の静けさといった様相でした。ほとんどすべてのお客さんが19時から30分の間に来パク。

最大のグループは「パクチーハウス de 新年会」。ご予約は昨年暮れでしたが、いつからか20人でパクチーハウスの料理をすべて食べ尽くすというノリに変わっていました。このグループを構成するのはパクチーハウスの常連さんがほとんどですが、Public’S’peaceや相席、パーティを通じてどんどんつながっていった仲間です。共通点は「メガジョッキまたはノンアルコール」極端な人が多くて楽しいです。

幹事はつっちーでした。僕がリサイクルワン(現レノバ:再生エネルギーの会社)で一緒だった姉つっちーの弟であり、直接つながっていないものの、富士通の後輩にあたる人です。

新年会グループの後ろに、黒バッジの陣内さんがいたので、つっちーグループに紹介しておきました。またここから何かが生まれるでしょう。

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年末最終営業日に来てくれたゆうがくん、みゆきちゃん、さよりちゃんがラグマン鍋を食べに来てくれました。安定のメガジョッキ。パクチーカチューシャを作って来てくれました! だいぶ古くなったパクチー帽だけじゃない。より多くの人数でパクチーになれます。

そして、その横には南極観測隊帰りのみなさん。南極に生えたパクチーの写真を見せてもらいました。感動です。日本の南極観測隊の方々がいく昭和基地は南緯69°地点にあるのですが、僕が行きたい南極点の周辺(南緯89°)はそこから2000km以上離れているんです。ただ、経験ある皆さんに、南極点について聞いたら、そこへのアプローチの仕方をあっさり教えていただきました。時機はいつ来るでしょうか。

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カンパクを終えてしばらくした頃、public’S’peaceに2人のお客さんが(いつの間にか)入っていました。まだスタッフが誰も案内していないということだったので、近づいてみると(サプライズなので顔を道路側に背けてました)、以前パクチーハウスのスタッフだった韓国人エリムちゃんでした。ビックリしました。ソウルからのサプライズ来パク!

「閉店が残念なので、時間を作って来ました」というのは嬉しいですね。学生時代のアルバイト先が無くなるという意味で寂しい気持ちはあると思います。でも、僕が思うに、パクチーハウスは懐かしむ場所であるよりも、何かを始める場所でありたいのです。失意の閉店ではなく、得意の無店舗化ですので。この大きな流れの中で再会するスタッフやお客さんと、これから行くことの数々。これがパクチーハウスを閉じる意義だと思っています。

カウントダウン44: イエローイエロー

あと44日。

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奈良の地黄町からイエローさんがPAX Coworkingドロップイン利用からのご来パク。僕はその後世田谷ものづくり学校へ公園へ。戻るとガラムマサラのハサンさん、仙台のコワーキング・ノラヤの宗方さん。パクチーハウス始めるずっと前から友人の紹介で知った田嶋さんも。池尻での講演からも9人一緒にご来パク! いつも通り盛り上がってた!

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朝、イエローさんから連絡。「東京来てます!」と。イエローさんは黄色に特化したアーティスト。パクチーハウスとPAX Coworkingの常連であり、僕が出張で出かけた際に偶然近くにいて、出先で何度も会ったことがあります。店舗が「なくなっちゃう」と、「もう会えない」人と「いつでも会える」人に別れると思いますが、イエローさんは完全に後者ですね。

「僕が黄色に特化できたのは、佐谷さんがパクチーに特化していることが大きかった」と言ってもらったことがありますが、イエローさんの行動と発言は僕の十歩先を行っています。数年前にナショナルクライアントの仕事を全て断り、「黄」に関する地名に移住。ちょっとここでは書けないけど、仕事の選び方に関してもとても参考になる発想を持っています。

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夕方、パクチーハウスを離れ、烏山川緑道・目黒川緑道を経由して世田谷ものづくり学校へ。残雪が氷となって残っていますので、氷上を走る練習を兼ねて、いつも通りの移動ランです。初めてものづくり学校を訪ねたのはパクチーハウスをオープンする直前。当時ここに店舗があったペンキ屋さん(Porter’s Paints:現在は移転)で、貝殻混じりのペンキを購入。パクチーハウスの立ち飲みスタイルの交流スペース「public’S’peace」(窓際の樽のところ:略称PSP)の壁は、そのペンキを使って塗装しています。

ここを訪れた目的は「世田谷bazukuri井戸端会議」で講演するため。東京で最初のコワーキングスペース「PAX Coworking」でしてきたコミュニケーションスペースの運営とその背景についてと、それを作る発想の原点となったパクチーハウスの設立秘話などをお話ししました。場づくりを専門とする人が多数集まり、質疑応答も活発で楽しかったです。最後にやっと(笑)出た質問で、閉店すると発表したことで起きた変化や、今後の可能性について話しました。

終了後、希望者を募ってパクチーハウスへタクシーで移動。合言葉は「ヘイ、paxi」。

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経堂に戻ると超満員。いつもありがとうございます。開店時から店にいると少しずつ席が埋まり雰囲気に慣れていくのですが、途中で入ると皆さんの熱気に一気に包まれていつも以上に気分がアガリます。幸いPSPが空いていたので10人で入れました。

ものづくり学校での講演の成果もあり、飲める人は全員メガジョッキでスタート。コミュニケーションに関心のある人ばかりで、色々な話ができて面白かったです。僕は「場所を捨てる」わけですが、「場づくり」をやめるわけではありません。というか、もっと積極的に「場づくり」をすることになるでしょう。そういう意味で、講演の機会を与えていただきとてもありがたいです。

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経堂のインド料理の名店・ガラムマサラのハサンさんも来てくれていました。PAX Coworkingのメンバーとともにランチタイムに何度もお世話になっているだけでなく、毎週パクチーを使ってくれています。経堂系ドットコムで須田さんが書いていますが、スパイスの効き具合と創作スパイス料理が美味しいお店です。ハサンさんは時々一緒にお酒を嗜む飲み友達でもありますが、毎回必ずどうやって終わったか覚えていません!

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まだコワーキングという言葉がメジャーになる前ににコワーキングスペースを始めた3人も。仙台・ノラヤの宗形さんが上京するということで集まってくれていました。パクチー銀行ひばりヶ丘支店長も勤めるHanareの新妻さん、元トラベラーズ・コワーキングのおぎさわさんと。まだまだコワーキングが僕の妄想か幻想でしかなかった頃に、それぞれのアイデアとコミュニティづくりを通して理想のコワーキングに向かってくれた皆さんです。

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元スタッフ豊田くんの友達の曽川くんや、初期の初期に何日か手伝ってくれたライブドア時代の同僚マリーのお友達田嶋さん、元マップの会のみなさんなども。他にも何年もよく来てくれださった方々が次々に声をかけてくれました。

短い時間でほんのご挨拶程度の会話ばかりとなってしまいましたが、この期間に「再会」できたみなさんと、閉店後また引き続きおつきあいを続けていきたいと思っています。

 

カウントダウン45: 近所です

あと45日。

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佐久から三上さん・石田さんが元経堂民の森さんとご来パク。近所の上條さん、1年ちょっと前にセネガルから戻った野口さん、ウルトラシャルソンランナーの依岡さんも。

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佐久シャルソンで出会った三上さんは東京と軽井沢で2拠点居住している人。会ったのはまだ数回だけど、この4カ月で佐久と東京で2回ずつ計4回会っています。なんかもっと会っている気がして、それ以前から知っているような気がしているのですが、営業時間終わって考えてみたらこの半年ぐらいで「三上さん」という方に4〜5人会ってましたw

同じグループに、やはり佐久シャルソンで出会った佐久在住の石田さんが初来パク。来られていること知らなかったのでテーブルにて話しかけられて嬉しかったです。佐久への距離感はこの一年でグッと縮まったなぁ。

僕は2004年に友人を集めて結婚報告パーティを女神湖ユースホステルでやりました(結婚式はポルトガルのロカ岬でした)。その時に佐久の牧場を訪れてその名を知りましたが、佐久でコワーキングスペース「iitoco」をやっている江原さんと知り合ってから、佐久づいています。

元経堂在住の森さんも三上さんのお友達とのことでご来パク。森さんとの出会いは面白くて、5年ほど前だったか、二子玉川co-labで開かれたイベントで何かを宣言するというのがあったそうで、その時に「パクチーハウスの佐谷恭に会いに行く」と仰ったというのをtwitterかFacebookで僕が見つけた、というのがきっかけでした。近くに住んでいて、気になっていても、お客さんに足を運んでもらうのは難しいんだなと思ったことを思い出します。森さんはその後、パクチーハウスやその他のイベントで何度もお会いすることになりました。

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依岡さんと出会ったのは、彼の前職での営業活動がきっかけでした。当時依岡さんがいた会社で作ろうとしていたサービスに、僕のウルトラシャルソンが絡めるのではないかと話したところ、ウルトラシャルソンへの参加を即決。石巻から牡鹿、女川、雄勝を通って石巻に戻る第3回ウルトラシャルソンで一緒に走りました。その後もパクチーハウスにたくさんのお友達を連れて来てくれています。僕が発信していることに対して、いろいろフィードバックをくれるので、とてもありがたい友達です。

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セネガル帰りの野口さんは、お友達のフェイフェイと。野口さんは、現在ブラジル在住の平野さんから紹介してもらいました。平野さんに会ったのは、パクチーハウスの窓際にある立ち飲みスタイルの交流スペース「public’S’peace」にて。PAX Coworkingメンバーの松浦君が連れて来てくれ、出身校がコスタリカの「University for Peace」ということで、英ブラッドフォード大学の平和学部で修士号を取った僕としては関心を持ちました。

野口さんは初めて会った数週間後にセネガルへ移住。セネガルで雑貨屋と日本食レストランを起業して、1年ほどまでに帰って来ました。現在は一時帰国の際に紹介した呉さんという方の会社で昨年5月から働いています。実は13年前に、僕は呉さんの会社を受けに行きました。朝10時からの面接。気が合って話が弾み、一緒にランチを食べることに。そして夜の講演会にもお誘いいただき、結局日が変わる頃までご一緒させていただいた初日でした。呉さんの会社には入らなかったのですが、その後も連絡をいただき、会社設立の際も手伝ってもらい、呉さんの会社の新規事業が立ち上がる時に見学に呼んでもらったこともあります。

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経堂在住の上條さんとはパクチーハウスで知り合いました。初めて予約をいただいたときに「近所です」と書かれていたので、ご来パク直後にお話しました。お客さんが色々な形でヒントやきっかけをくれます。そうしてできた縁が複雑に絡み合って、今のパクチーハウスができ、また、閉店後もたくさんのものを産み出して行くことになるのだと思っています。

パクチーハウスの閉店は、新たなスタートです。10年前のように「ゼロ」からではなく、10年分の蓄積を持ってのスタートです。

営業終了後、閉店までの期間限定スタッフとして加わってくれたゆきこさんのプチ歓迎会をして帰りました。お客さんもスタッフもみんな面白い人ばかりです。

カウントダウン46: 「閉店おめでとう!」

あと46日。

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開店当初からのお客さんの西方さん。つい先日まで近くで「ずーとろ」という店の店長だった田辺さん、そして神戸からわざわざ、Braliのクリハラさん!

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「最後のジェダイ パクチー部」でネームカードをという依頼がありました。開店当初からのお客さんである西方さんのグループ。10年前から知っていてくれ、こうして訪ねてくれるのはとても嬉しいです。May the paxi be with you. パクチーとともにあらんことを。パクチーハウスが経堂にあるこの店舗を無くしても、こういう方々が各自の自宅を「パクチーハウス」にしてくれると思います。

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経堂の農大通りで深夜まで営業していた「ずーとろ」さんには開店直後からすっかりお世話になりました。日本酒と生牡蠣があるのが嬉しくて通いました。店長を務めてた田辺さんが同郷(隣の市出身)ということもあり、よくお話し、たまにパクチー料理も出してくれていました。次なるチャレンジを楽しみにしています。美味しいビール飲みたいです!

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お一人でぶらりと来られたお客さんがいたので近づいてみたら、なんと Brali のクリハラさんじゃないですか!!! 神戸からわざわざご来パクいただきました。「旅する人」として神戸のコワーキングスペース・カフーツの伊藤さんから数年前に紹介され、バックパッカーのフリーマガジンで取材してもらったこともあります。

ずいぶん前にePub形式でフリーマガジンを出していて、電子書籍のハシリみたいに思っていましたが、読書スタイルと電子出版について面白い観点でのお話をしていただきました。ここだけの話、僕は店舗閉店後しばらく毎月1冊Kindle出版を目指しています(あ、言っちゃった。やらなきゃw)。

3日前に僕が投稿したアムリットサルのゴールデンテンプルの話題から、日本のシーク寺院の話なども教えてもらいました。

クリハラさん、僕に会うなり「閉店おめでとう!」と。そうなんです。よく「お疲れ様でした」とお客さんから言われるんですが、疲れてないし、だいたいまだ終わっていませんからね!!! 開店と閉店は同様の価値があると思っています。

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クリハラさんと話していたら後ろの2人組がビールのオススメを聞かれたので話してみたら、以前にもオススメしたことのある方でした。しかも、僕がたまに行く経堂のバー「一(はじめ)」のマスターと以前からの知り合いとのことで、また色々繋がるものだと思いました。また、國枝さんのパクチー部のメンバーも、先日予定があって来れなかったということで、お友達と来ていただきました。

カウントダウン47: 大雪

あと47日。大雪。

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営業日数も残り少なくなってきた。予約は好調。でも雪には勝てない。1組を除いて、すべての予約がキャンセルだった。気を取り直して突発イベントを開催。お客さんが少ないと、ゆっくり話せる。この日もやっぱりいい夜だった。

 

午前中、フィリピンに長期滞在していたウルトラランナーのみづきちゃんが遊びに来てくれました。PAX Coworkingのメンバーでフィリピンとビジネスしている野口くんに紹介。その後、元スタッフの山田くんがパクチーハウスの場所を使った“間借りカレー”を。いつか実家のある沼田市でカレーを出したいとのこと。遠くまで行って食べる価値のある味だと思うので、是非頑張ってほしいなー!

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雪の予報はありましたが、17時までほぼキャンセルはなく、しかし、次第に強くなる雪に覚悟は決めていました。結果、予約者全員来れないという状況に。残念ですが、天候にはかないません。気を取り直してイベントを立てて、お客さんを募りました。

営業開始前に初めてご来パクの今西さん。以前から何度か農大通りから見上げていたそうですが、窓際に人が溢れていて来ていなかったとのことでした。雪なのでこの日は空いているかなと入って来てくれました。本当にありがたいです。ご注文いただいた料理すべてに満足してくれたと仰っていました。雰囲気も気に入ってくれたようです。「もっと早く来ればよかった」と言っていただけるのは嬉しいですね。あと47日ですよと伝えると「最低5回は来たい」と。予約は埋まってしまっている日が多いものの、みなさん同じ時間にきて同じ時間に帰られる傾向にあるので、少しタイミングを外せばあっさり入れることをお伝えしておきました。相方さんは、サムギョプサルに必ずパクチーと食べるほどのパクチー好きだそうです。日本と韓国に、もっとパクチーを普及させたいです。

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次に来てくれたのは「経堂のプリンス」。ビール1杯から通ってくれるし、これまで多方面で時間を共有している友人です。最近飲みすぎということで珍しく烏龍茶でした。ぐちゃぐちゃが美味しい皮蛋豆腐を20分ぐらい混ぜていました。これは混ぜれば混ぜるほど美味しいです。

同じテーブルにこれまた経堂の飯島ファミリー。PAX Coworkingのメンバーであり、奥さんも僕が開いた非常識経営相談会に来てくれたことがあるので、よく知っているつもりです。今年家族でのオランダ移住&起業を予定しており、とても注目している一家です。

パクチータイム(8:09)にいつものカンパクをしました。この日はライブ動画を配信したところ、元スタッフですぐ近くでスペインバル「トロンパ」を営むのむっちが、一瞬店を閉めて一杯飲みに来てくれました。

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そしてその後、関内の鍼灸師山下さんも! 雪の中、さまざまな困難を乗り越えつつ経堂へ来てくれました。閉店発表の1週間前に会った方ですが、すでに6回ぐらい会っています。来年か再来年にサハラマラソンに出場するはず。

雪の中、来てくれたみなさんの共通点は、ゴールに向かう意思の強さだなぁと思いました。それぞれ職業も生活環境も違うけれど、出会った直後から対等な会話ができる人たちです。

片付けも早く終わり、11時前にパクチーハウスを出ました。雪の日恒例になった砧公園への雪ランをし、バイカルアイスマラソンの思い出に浸りました。かつてはTwitterの(悪)ノリで、 #積もったら砧公園 というのをやっていたなーと懐かしく思い出しました。