あと69日の夜。年末年始休業2日目。大晦日。
お知らせ|89|88|87|86|85|84|83|82|81|80|79|78|77|76|75|74|73|72|71|70|
家族と、妻の実家・広島への移動。今回はタイミングが難しく、事前に飛行機や新幹線の指定席を取れなかったので、自由席にて。
ゆっくりとした時間を過ごし、今月の300km達成のため、海田山陽街道経由で約10kmのランニングをしたのみ。
営業しているときと違い、お客さんや友人と会わないし、ネットでもほぼ接点を持たないので、カウントダウンに書くべきことはほぼないですが、閉店の日(2018/3/10)まで89日の「閉店宣言」の日に、僕の妻が書いた文章を引用してみます。
このたび、長らく皆様に愛していただいたパクチーハウス(店舗)を閉店することになりました。
夫の選択に理解を示していただいた関係者の皆様、そしてなにより、現スタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
いつも突然の行動で世間を騒がせるというのが世間での夫のイメージかもしれませんが、そこに至るまでに長く深い熟考と他への配慮がたくさんあることを、近くで見ている私から一言添えさせていただければと思います。
子供たち、特に長男にとっては、0歳の時からそばにあり、まだ真っ白い店の床をハイハイしてスタッフやお客様に育ててもらった場所がなくなるというのは、ずっと当たり前にいた兄弟がいなくなるみたいなもので、寂しい思いもしているようです。そのような場所があったことは幸せなことで、この思いを経験したこともいつか糧になってくれたらと思います。
夫との出会いからこれまでを思い返せば、
・付き合って一週間後に突然ユーラシア大陸横断の一人旅宣言(友人の結婚式の為どうしてもといわれ)で「え?」
・プロポーズと同時に無職となり1年間のイギリス留学を宣言され私と家族「え??」
・帰国して無事結婚式を挙げる運びとなるも、場所がヨロッパの西の果てロカ岬で家族と周囲は「え???」
・初めての子供が生まれることがわかると同時に当時ありえなかった”パクチー”の専門店をやると言われ4度目の「え????」、そしてやめとけの嵐と、何度も驚かされ、そのたびに少しの不安と同時に大きなワクワクを感じている自分が常にいました。
今は4人乗りの大きな船になりましたが、夫の見せてくれる新しい景色へ向かってまた皆で旅に出て行こうと思います。
これからも、夫と、佐谷家をよろしくお願いいたします。
結婚直後から、多くの人に「奥さんどういうひとですか」とか「奥さん寛大ですね」と言われております。自分の行動は特異なことを目指している訳でもないし(結果はどうであれ)、みなさんがどういうコミュニケーションを家族と取っているか存じ上げないのでそう言われても困るわけですが、僕の行為の結果が「えっ?」という感想を書くに十分なことは、現代日本の文脈を一応横目で見ている者として理解しているつもりでおります。
また、学生時代にたまたま踏み込んだ「旅」の世界に、比喩的なものも含めてとどまることができ、その先に家族の姿があることをうれしく思っています。
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