あと70日の夜。
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パクチーハウス東京の2017年の営業は前日で終わりましたが、商店街のお寺で友人の身内のお通夜があり、経堂へ出かけました。年末挨拶できなかった方々数人にそこかしこで会いました。
パクチーハウス東京の閉鎖を発表したのは12月11日のこと。閉店日と決めた2018年から数えて89日前でした。では、いつ、閉店するというアイデアが出たのでしょう。記憶は定かではありませんが、1年以上前であることは確かです。
「決断」は直前でした。しかし、アイデアベースではその前から考えていました。
時間は有限であること。そして、サハラマラソンで砂漠を250km走っているときに感じた「大きな事を成し遂げたければ行動をシンプルにすべき」ということ。10周年という節目になにをすべきか・・・と考えたときに、あまた出てきたアイデアの中で、一つ方向性の違うものがありました。
「パクチー料理専門店を作ろう」と思いついたときと同じぐらい、自分でもビックリしました。ブームの最中、お客さんが増え続けている状況で、店をたたむこと。
「店を増やしたくない」というのは5年目ぐらいで確信となっていました。ブームの前後にはものすごい数の商業施設から、出店のお声がけをいただきました。多店舗展開の反対語で無店舗展開という言葉を思いついたとき、店舗閉鎖が現実味を帯びてきました。
パクチーがほとんど相手にされない状況を打破したい。日本パクチー狂会の創設した理由です。パクチーが気軽に手に入るようになり、(身に余る言葉だと思いますが)「パクチーの聖地」とまで言われていい気になっていてははいけないと思いました。
僕の使命は、パクチーがあるところで商売することではなく、パクチーがないところにパクチーを届ける、または、生やすことです。
時間は有限。だから、できることは完全に人に譲り、できないと思われていることをしたいんです。
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