カウントダウン66: コミュニケーションツールとしてのフリーペーパー

パクチーハウス、経堂の店舗閉鎖まであと66日。新年3日。

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妻の実家・広島から、自分の実家・秦野へ移動。毎日1kgずつ体重の増える生活。そりゃそうか。毎日の平均10kmランをせず、飲食量は89%アップしてますからね。そして夜世田谷に帰って来ました。

店舗を開いていると、ポスターを貼らせてほしいとか、フリーペーパーを置かせて欲しいとか、そういう依頼がよく来ます。お客さんのなら大歓迎! でもほとんどの人は置きたい、貼りたいだけで、店に興味ないんですよね。 でもそういうものも一つのコミュニケーションツールだから、誰のか分からないものを置いたり貼ったりしても意味はないんです。

馴染みのお客さんのショップカードやチラシ、イベント案内などはたくさん置いてあります。また、東北復興応援でウルトラシャルソンという走って東北のことを伝えるイベントを2014年からしてますので、それで縁のできたものもいくつか置いてあります。

昨年11月20日の10周年の頃から置いている、2つのフリーペーパーがこれまでの何よりも評判よく、あっという間になくなってしまっています。追加で送ってもらっています。

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一つは「1日限りのパクチーフェス」を一緒に開催した土佐町から届いた、とさちょうものがたりの冊子。下田昌克さんが描いた土佐町の皆さんの画集です。パッと見て惹かれるものがありますよね。帰りの電車でこの冊子をパラパラめくり、一人でも多くの人が土佐町を訪ねることを願います。またパクチーフェスやるだろうしね! 2017年に僕が3回訪れたお気に入りの場所です。

もう一つはシアトルから届いた『ORIGAMI』。シアトルの日本関連情報を伝えるものではなく、シアトルの人に、日本の情報を伝えるためのフリーペーパー。メドックマラソンに行く最初のきっかけを作ってくれた親友が隔月で発行し始めたものです。シアトルだけでなく世界中の人に興味を持ってもらえる内容なので、英語で日本のことを伝えることに興味ある人もどうぞ。他の都市で展開したい人、日本の伝統文化を伝え、残すことに関心のある人は、ぜひ声をかけてください。

 

カウントダウン67: 未来を決めれば過去も選べる

あと67日。新年2日目。

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家族でテニスをして過ごしました。妻の家族がテニス一家で、おじいちゃんからの影響と名前が「KEI」(錦織圭の活躍を過分に意識:字は違うけど)であることから、息子は小学校に入った頃からテニスを始めました。

5年生になってようやくラリーめいたものができるように!!! 僕は中学校の時に軟式テニス部にいたことと、小学校から草野球を時々していたので、ボールを棒に当てるのはまあまあ得意なので、年1回ぐらいのテニスを楽しんでいます。一緒に運動できるのは楽しいですね。

親としてはまだまだ心配ですが、自分が5年生の時を振り返ると、もう自分が何でも自分でできるようになってきたという気がしていました。振り返れば小学生や中学生はどんなに意気がってもとても狭い視野で生きていますが、自覚が芽生える時期ではあると思います。

息子が生まれるということで起業を決めましたので、息子と同じように意気がって、粋がろうとしているのが経営者10歳の僕の姿かもしれません。他人から見て、または後から振り返った時に青臭い判断だとしても、次なる道を決めることがそこに向かう未来を築くことだと思っています。

「無店舗展開」の全貌は、言葉を作った僕すらわかっていませんが、「無店舗」になった後にしていく行動すべてが「展開」を構成していくのです。「店舗を残す」未来と「残さない」未来には全く違う過程があります。

選んだのは一般的に言うと「より不確定な道」。でも僕はその視点は過去の積み上げ(売上予測など)から未来があると考える一つの見方に過ぎないと思っています。将来を見据えて一つひとつを確定していくことこそ、着実で確実な道なのです。

過去を振り返った時に、誰かに選ばされて今があるのか、自分で選んできて今があるのか。圧倒的に後者であれば、幸せで納得の行く過去を築くこともできます。未来を決めれば過去を選ぶことが可能なのです。

 

カウントダウン68: 相対的でなく絶対的な生き方

あと68日の夜。1月1日。

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「杜氏の道楽」という日本酒を飲みながらの新年初日の夜。ぬる燗がうまい純米大吟醸ですばらしい一年のスタートでした。

多くのお客さんから、パクチー雑煮やパクチーおせちのご報告をいただき、また、マジックナンバー「89」を新年からゲットしたというご連絡もありました。パクチー(paxi)という記号を使って「旅と平和」を訴える事業をしてみようと思ってからもうすぐ11年。個人が作る平和(piece of peace)についてシェアできる環境を少しずつ作っていこうと思っています。

営業がある日は、そのことをその瞬間には書けないため、このカウントダウンブログは一日遅れで書いているのですが、営業がない日は一体自分が何日にいて、何日にいるのかが分からなくなりますね。このブログだけでなく、「あと○○日」というのをinstagramで数字から連想するダジャレを毎日書いてもいるので(それはその当日のことを書く)なおさらです。

パクチーハウス東京が閉じるまで、それを間違えないようやっていきたいと思いますが、同時に、昨日と今日とか、年号が変わったとか、曜日感覚とか、何の意味があるのかなと思います。それが基準になるし、メリハリにもなると、僕も思って生きてきましたが、そういうものも自分で決めてもいいのではないかと。相対的から絶対的な生き方をしようというのが、パクチーハウス東京の店舗閉鎖から訴える一つの提案です。たとえば、お金を貯め込むことより、人と違う体験をすることを選ぶことです。

カウントダウン69: 「えっ????」

あと69日の夜。年末年始休業2日目。大晦日。

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家族と、妻の実家・広島への移動。今回はタイミングが難しく、事前に飛行機や新幹線の指定席を取れなかったので、自由席にて。

ゆっくりとした時間を過ごし、今月の300km達成のため、海田山陽街道経由で約10kmのランニングをしたのみ。

営業しているときと違い、お客さんや友人と会わないし、ネットでもほぼ接点を持たないので、カウントダウンに書くべきことはほぼないですが、閉店の日(2018/3/10)まで89日の「閉店宣言」の日に、僕の妻が書いた文章を引用してみます。

このたび、長らく皆様に愛していただいたパクチーハウス(店舗)を閉店することになりました。
夫の選択に理解を示していただいた関係者の皆様、そしてなにより、現スタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

いつも突然の行動で世間を騒がせるというのが世間での夫のイメージかもしれませんが、そこに至るまでに長く深い熟考と他への配慮がたくさんあることを、近くで見ている私から一言添えさせていただければと思います。

子供たち、特に長男にとっては、0歳の時からそばにあり、まだ真っ白い店の床をハイハイしてスタッフやお客様に育ててもらった場所がなくなるというのは、ずっと当たり前にいた兄弟がいなくなるみたいなもので、寂しい思いもしているようです。そのような場所があったことは幸せなことで、この思いを経験したこともいつか糧になってくれたらと思います。

夫との出会いからこれまでを思い返せば、

・付き合って一週間後に突然ユーラシア大陸横断の一人旅宣言(友人の結婚式の為どうしてもといわれ)で「え?」
・プロポーズと同時に無職となり1年間のイギリス留学を宣言され私と家族「え??」
・帰国して無事結婚式を挙げる運びとなるも、場所がヨロッパの西の果てロカ岬で家族と周囲は「え???」
・初めての子供が生まれることがわかると同時に当時ありえなかった”パクチー”の専門店をやると言われ4度目の「え????」、そしてやめとけの嵐

と、何度も驚かされ、そのたびに少しの不安と同時に大きなワクワクを感じている自分が常にいました。

今は4人乗りの大きな船になりましたが、夫の見せてくれる新しい景色へ向かってまた皆で旅に出て行こうと思います。

これからも、夫と、佐谷家をよろしくお願いいたします。

 

結婚直後から、多くの人に「奥さんどういうひとですか」とか「奥さん寛大ですね」と言われております。自分の行動は特異なことを目指している訳でもないし(結果はどうであれ)、みなさんがどういうコミュニケーションを家族と取っているか存じ上げないのでそう言われても困るわけですが、僕の行為の結果が「えっ?」という感想を書くに十分なことは、現代日本の文脈を一応横目で見ている者として理解しているつもりでおります。

また、学生時代にたまたま踏み込んだ「旅」の世界に、比喩的なものも含めてとどまることができ、その先に家族の姿があることをうれしく思っています。

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カウントダウン70: 時間は有限

あと70日の夜。

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パクチーハウス東京の2017年の営業は前日で終わりましたが、商店街のお寺で友人の身内のお通夜があり、経堂へ出かけました。年末挨拶できなかった方々数人にそこかしこで会いました。

パクチーハウス東京の閉鎖を発表したのは12月11日のこと。閉店日と決めた2018年から数えて89日前でした。では、いつ、閉店するというアイデアが出たのでしょう。記憶は定かではありませんが、1年以上前であることは確かです。

「決断」は直前でした。しかし、アイデアベースではその前から考えていました。

時間は有限であること。そして、サハラマラソンで砂漠を250km走っているときに感じた「大きな事を成し遂げたければ行動をシンプルにすべき」ということ。10周年という節目になにをすべきか・・・と考えたときに、あまた出てきたアイデアの中で、一つ方向性の違うものがありました。

「パクチー料理専門店を作ろう」と思いついたときと同じぐらい、自分でもビックリしました。ブームの最中、お客さんが増え続けている状況で、店をたたむこと。

「店を増やしたくない」というのは5年目ぐらいで確信となっていました。ブームの前後にはものすごい数の商業施設から、出店のお声がけをいただきました。多店舗展開の反対語で無店舗展開という言葉を思いついたとき、店舗閉鎖が現実味を帯びてきました。

パクチーがほとんど相手にされない状況を打破したい。日本パクチー狂会の創設した理由です。パクチーが気軽に手に入るようになり、(身に余る言葉だと思いますが)「パクチーの聖地」とまで言われていい気になっていてははいけないと思いました。

僕の使命は、パクチーがあるところで商売することではなく、パクチーがないところにパクチーを届ける、または、生やすことです。

時間は有限。だから、できることは完全に人に譲り、できないと思われていることをしたいんです。

カウントダウン71: Piece of Peaceなチャレンジャーたち

あと71日の夜。そして2017年の最終営業日。

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常連の前田さん、ご近所で開店直後からよく来てくれるもんさん、大学の同期の堀田くん、PAX Coworkingメンバーのジェリコ夫妻がご来パク。

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営業開始直前に前田さんから連絡いただきました。満席でしたが土壇場でお席も用意でき、いつも一緒に来てくれている会社関連の人と楽しんでいただきました。前田さんとはチーズ×パクチーのイベントに参加していただいて以来、パクチーハウスや外での講演など、いろいろなところでお会いしています。

「周りによく飲む人が多い」というお話で類は友を呼ぶというようなことを話していましたが、会社で少しずつ「そういう文化を作ったんだよ」という言葉が印象的でした。自分の周囲に着実に影響を与えていくこと。僕の発想の根元にあり、株式会社旅と平和のドメインにもしている「Piece of Peace」というフレーズは、そういうことの大切さを訴えているつもりなんです。

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営業開始ほどなく入ってきた女性が、手を振ってくれました。ご近所のもんさんでした。Twitterの初期に知り合い、「バクチーハウスに来たらメガジョッキ」という文化を一緒に作ってくれたような人です。メガジョッキ以外を注文されると、心配しますw

もんさんは経堂の人と文化をつなぐサロンとして20年以上運営されている「まだん陶房」の大家さんでもあります。パクチーハウス東京のトイレにある洗面台は、このまだん陶房の李さんの作品なんです。半分居抜きで店舗を借りたので、もともと設置されていたのですが・・・。開店初期の頃、まだまだん陶房や李さんのことを知らないときに、たくさんのお客さんからその作品について聞かれました。直接の縁ができたのは5年以上経ってからでしたが、最近のリニューアルに伴うご近所クラウドファンディングにも参加させていただき、家族で陶芸体験もしました。

もんさん御一行、お子さんの学校のママ友さんたちと楽しんでもらいました。そういえば、PAX Coworkingで2年ほど開業準備をして先日ミュージックバー「bar PENTA」を開いた横江さんもお子さん同士が保育園の同級生でした。経堂の人も世界の人も、みんなつながっています。

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大学の時の同期の堀田くんが、一時帰国の忙しい予定の中、来パクしてくれました。3年前にミャンマーへ移住する際に、壮行会をパクチーハウスで開いてもらって以来。卒業後、数回しか会ってないけど、なんとなくお互いの近況を交換しています。歳を取ってもチャレンジを続ける者同士として、今後こそ世界のいろいろな場所で会うことになるような気がします。

今やバリバリのビジネスマンと非常識経営者ですが、実は大学に入って初めてのバイトに一緒に行ったことを昨日話していて思い出しました。印刷会社のダンボール作りの深夜バイトでした。何周かして彼とはそのうち一緒に仕事するでしょう! あのとき同様、僕は働かないけどねw

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PAX Coworkingのメンバーでご近所のジェリコ夫妻もふらりと寄ってくれました。まだ日本でコワーキングがほとんど知られていないとき、僕が欧州のコワーキングのパイオニアたちとコミュニケーションを始め、コワーキングの基礎になる概念である「Jelly」のイベント「European Jelly Week」をやっていたときに来てくれた女性です。

とりあえずTwitterアカウント作りなよという話から、本名じゃ無くてニックネームでもいいから、という話の流れで、冗談で「ジェリコ」(Jellyに来た女の子)という提案をしたのですが、全力で拒否。しかし、その晩にできたアカウントはジェリコで、そのまま今に至ります。本名知らない人多いかもですね(笑)。

「コワーキング」という単語も今や、新聞等で解説なしに使われる一般用語となりましたが、まだ“孤”ワーキングな日が多かった当時、ジェリコのような存在がとても大きな支えとなっていましたよ。毎晩ヨーロッパのどこかの国とオンラインでディスカッションした体験が、その後のPAX Coworkingの面白すぎる流れにつながっています。

paxiblack高知から土佐町でのパクチーフェスに来てくれた母娘も来られていました。2度目のご来パクだそうです。 わざわざ来ていただけてとても嬉しいです。

 

 

カウントダウン72: 閉店後の展望

あと72日の夜。

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富士通同期の馬篭くん、妻とマタニティヨガで一緒だった照木さんがそれぞれファミリーでご来パク。急遽思い立って来てくれた常連の文ちゃん、近所の杉さんも。この日のお客さんは全員、閉店の告知を見ていてくれた。質問責めw

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僕の社会人デビューは富士通でした。職業意識の低すぎる大学生が「卒業して盲目的に就職したいという意味が分からない」と発言したにもかかわらず面白がって入社させてくれた寛大な会社。僕を面接した方々が所属する人事部にお世話になり、育ててもらいました。

馬篭くんは人事に配属される前の2週間の導入研修で一緒だった同期。「S4」というクラスで、定時に終わる研修の直後から、深夜まで毎晩飲みまくった仲間です。僕は3年目で離れたのでその後しばらくは会っていませんが、最寄駅が同じということがある日判明し、また、経堂まつりでバッタリ会うなんてこともありました。

お子さんの幼稚園で一緒でかつマンションも同じママ友として照木さんと知り合ったとのことでした。照木さんの長男はうちの長男と同い年で、僕の妻がマタニティヨガで知り合っていました。いつしか「共通の知り合いがパクチーハウスやっている!」ということに気づき、この度みなさんで一緒に来てくれたというわけです。

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ちょうどキャンセル出たところに文ちゃんからの連絡。「島豆腐南蛮パクタルソース」が好き過ぎると嬉しいことをいってくれました。パクチーハウスの店舗がなくなると、ふらりと来て注文することはできなくなります。が、これまでもいろいろなところで公開してきたレシピを、閉店後により分かりやすく公開し直そうと思っています。毎晩閉店予告スピーチで言っておりますが、パクチーハウスに食べに来る時代が終わり、自分でパクチー料理を作って自宅をパクチーハウスにする時代です。

文ちゃんが帰った後、またすごいタイミングで近所の杉さんが。川越の友達を連れてきてくれました。川越から世界に行っているクラフトビールCOEDOの毬花がメガジョッキ(1リットル)で飲める店なんですよ、パクチーハウスは!!!

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何年も通ってくれているゆうがくん、みゆきちゃん、さよりちゃんの他、数ヶ月ぶり、数年ぶり、初めてのお客さんのことごとくから閉店後の展望を聞かれます。次のネタが決まったから閉店と思っている人が多く、そうではなく閉店という一大事業に集中して、終えたら次を考え始めると説明をしております。昨日はそれに対して「マジメですね」と言ってくれた方がいました。ありがたいお言葉です。

閉店作業、というか、来てくれるお客さんに全力(かつ全緑)で接し、会話から多くのヒントをいただき、3月10日以降の関係性を築ければと思っています。そして、初回のなのかパクチーの日なのか、そのぐらいに自分がやりたいと思うことを抽出して、それがどうやって実現できるかを考えたいと思っています。

足りなくなるぐらいの数のメガジョッキが出ました。なかなか激しい夜でした。

 

カウントダウン73: 相席は縁でありチャンス

あと73日の夜。

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ある日相席してから一緒に来てくれている佐野さんと深瀬さん。旅育からラン仲間となった平野くんが来パク。

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隣の席に座ること。これはすごい縁なのです。僕も学校や職場はもちろん、飛行機や居酒屋などで、たまたま居合わせたことにより友達になったり、有意義なお話ができたりといったことが何度もあります。パクチーハウスは2人掛けの席を作らず、「相席推奨」なんて言い方をしていますが、推奨もなにも来たら相席になることがよくあります。

相席は縁でありチャンス。「すみませんが相席してもらっていいですか?」なんていう言い方が世の中には蔓延しているけど、「すまない」とは思っていません。バーで気の利いた紹介を受けるより、当事者同士がコミュニケーションのあり方を決める相席の方が、面白いことが起こる確率は高いはずです。

佐野さんと深瀬さんは数年前に隣の席に座って以来、何度も2人で来パクしてくれています。店に入ってくる二人を見ると、いつもそれだけでめっちゃ嬉しい気分になります。

深瀬さんはお仕事で、僕が生まれた病院にしばらく出入りしていた時期がありました。特に仕事の話などしたことはなかったですが、Facebookでゆるくつながっていることにより、ますます親しみがわきますよね。

佐野さんは一年ほど前に、実家のお母さんを連れて来てくれました。ちょうどその数ヶ月後に、第6回ウルトラシャルソンの下見で福島を訪れる予定をしていて、その時に結構近くまで行くことが判明。その時僕がかろうじて知っていた鮫川村の「手まめ館」の話を出すと、「時々納豆買いに行ってますよ」と言われ、お母さんと意気投合。というか、ぜひ立ち寄ってくださいよという言葉を鵜呑みにして、下見メンバーの片倉和尚と小野さんとともに遊びに行ってしまいました。そこで絶品ブランド苺をいただき、悶絶しました。

2ヶ月後の本番、郡山から鮫川村まで走り、宿泊地のほっとはうす・さめがわに着いたら、佐野さんご両親と妹さんが来てくれました。感激。しかも、その苺を大量に差し入れしていただきました。翌日のいわきまでのルートは、その苺とともに快調に走ることができました。

佐野さんが、昨日面白い質問をくれました。「どうして10年続けたんですか?」と。「なんでやめちゃうんですか」とよく聞かれますが、この質問にはドキドキしてしまいました。近々、僕自身のブログで、まとめたいと思います。

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ちょうど二人の隣の席が空いた頃、僕が夕方書いた「ふらりと来てください」に反応してくれた平野くんが目の前に現れました。そのまま、隣に座ってもらい、また友達の輪が広がりました!

平野くんは5年半前にPAX Coworkingにふらりとドロップインしに来たのが始まり。彼の出身大学が僕の出身高校のすぐ近くで、また同じぐらいのお子さんがいることが分かったので、僕がずっと考え続けている「旅育」について話をしましたところ意気投合。しばらく月1で旅育のディスカッションをしていました。その間に家族ぐるみで付き合いが始まり、シャルソンにも参加してくれ、やがて「多摩シャルソン」の実行委員となりました。いつの間にかランナーになっていたのも面白いです。時々遊びに来てくれる時はもちろん、出張先などで旅ランしている姿をよく見ています。

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この日のカンパクに伴う「閉店宣言」で「なんでだよー」と突っ込みを入れてくれた方が。お子様2人連れのファミリーで、帰り際にお話ししました。5歳の元気な子と2人兄弟でしたが、聞くと、その5歳の子が生まれる2日前にご来パクいただいて以来とのことでした。

「お知らせ」をみて色々な方がいらしてくれ、そうでなければお話しすることもなかった方ともたくさんお話しできている実感が毎日あります。僕が店名に「ハウス」を付けたのは、「家」でやるパーティのように、来る人のことを全員把握したい・店員と顧客でなく友達になりたい、という思いがあるからです。

「レストラン」という一般的なスタイルの中での行動を僕やスタッフに求める(「常識」的にはアタリマエですが)人が増えたことが、僕が店舗営業をやめようと思った理由なのかもしれません。他にも理由はたくさんあるけれど、書いていて、そう思いました。

 

カウントダウン74:フィリピン・シベリア・北海道

あと74日の夜。

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PAX Coworkingの野口(兄)くんファミリー。落チ語リの彩ちゃんが琵琶奏者と。また、パクチー好きのお母さんとその娘夫婦と新たに知り合いました。3日連続北海道の縁ができた!

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PAX Cowokingメンバーの野口(兄)くんは、秋からのPAX Coworkingメンバーです。(兄)と書いたのは、(弟)がいるから。PAX始まって以来の、兄弟会員です。僕も弟が東大和でシャルソンをやっていて「兄弟仲良いですね」と言われることがあるけど、一緒に事業をやろうと思ったことはないです。ま、僕が大学に入るときに早々に家を出ているので、年に数回会うだけで日常的な情報交換がないというのが大きな理由かもしれませんが。僕が作ったシャルソンを弟もやってくれているのはSNSの力も大きいでしょうね。

野口(兄)くんは、初めてお試しで利用しに来てくれた日に、1時間ぐらいで帰りました。「生まれそうなので・・・」と。少し前に会ったばかりでしたが、そのときいたメンバーが一気に幸せな気分になったのを思い出します。その子も初来パク。もうすぐ首が据わる頃です。

兄弟2人の留学体験から、フィリピンの英語学校の日本事務局をしています。また、身につけた英語を実践で使えるように第三国に働く場所も作ろうとしています。PAX Coworkingにはいろいろなビジネスをしている人がいますが、それぞれが自分の目的や理想を掲げ、それを達成するために独自の発想で仕事を作っています。近くで仕事をしていて、一緒にランチをするだけで多くのことを学ぶことができます。
(参考:「挨拶」「ランチ」「飲み会」がコワーキングの三大重要要素

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彩ちゃん、5日ぶり! 琵琶奏者の藤高さんを連れて来てくれました。ウランバートル、ウランウデ、イルクーツクなどでも演奏しているとのこと。あ、ドイツにも行ったと言っていましたが、僕の関心がモンゴル・シベリア方面なので・・・(笑)。日本から近いけど、この地域に行ったことがある人が意外と少ないので、またゆっくりお話ししたいです。同じイルクーツクでも、琵琶の演奏に行く人と、バイカルアイスマラソンの起点として行く人では見た世界が全然違うだろうなと思います。

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料理を持って行く度に歓声をあげてくれたお母さんがいました。娘さんご夫妻とともに。お母さん、パクチーハウス東京のことを前から知っていて来たいと思っていたそうですが機会なく、北海道からの帰省に際して、娘さんが「食べれるよ」というのでついに来られたそうです。

カンパクと同時の閉店宣言にとても驚かれていましたが、限られた時間の中にまた新しい縁ができています。僕が店を閉じることは、お客さんともう会わないということではなく、お客さんのところに何らかの形で(その形は全くもって未定ですがwww)僕が向かって行くということだと思っています。まだ行ったことのない北見に行く日を楽しみにしています。ちなみに、昨日・一昨日は2日連続で函館との縁ができました。

 

カウントダウン75:狛江とチーズのパクチー会

あと75日の夜。

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ずっとパクチー会をやり続けてくれている狛江シャルソン主催者の山田みっちゃん、チーズとパクチーの夢のコラボイベントでご一緒した梶田さんと三田さん、ランナーのくらしまさん、PAX Coworkingメンバーの中尾くんがご来パク。バルセロナ写真展開催中のれいこさんも来たところでカンパク!

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パクチーハウス東京で「パクチー会」「パクチー部」などなど、いろいろなパクチーに関する会合が開かれていますが、昨日はそのうちの2つが、それぞれ約10人ずつ会合を開いてくれました。

山田みっちゃんはパクチーハウスでパクチー会を開いて37回目! 開いた回数もすごいけど、数を数えられているのもすごいです。僕も何度もパクチー・ランニング・クラブやPAX CoworkingでJellyを開いているけど、それぞれ何回やったかわからなくなりました。狛江シャルソンも着実に開催し、パクチー会ではいろいろな人を連れて来てくれています。

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チーズ界大御所で「かじたいずみチーズ教室」主宰の梶田泉さんとは、昨年2月にCHEESE STANDの藤川さんと3人でパクチーとチーズのイベントをしました。そのイベントで、その後もずっと付き合いの続く友人をたくさん得ました。2013年から毎年クリスマスにパクチーハウスでパーティを開いてくださっています。

いつも一緒に来られる三田さんとは、驚くべき数の接点があります。初めて会ったのは下北沢にあったスロコメで出会ったデジタル復元師の小林泰三さんから誘われたタイ料理を食べる会でした。

参加していた方の中に、出演させていただいたタイの番組に関わっている方も。ロケの日に来る可能性もあったそうです。

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くらしまさんとは前回ご来パク時にランの話をされていたところを横から入ったという縁。北海道でマラニック(マラソン+ピクニック)をするという話だったので、たまたまその日いらした北海道出身の河村さんを紹介しました。2月の雪上マラニックにぜひ行きたかったんですが、第7回東京シャルソンと重なってしまったので次の機会を探ります。同じ団体が8月に仁木町でメドックマラソンの日本版と呼ぶべきマラニックをするそう。こちらも注目したいです。

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PAX Coworkingの中尾くんは久しぶりに夫婦でご来パクしてくれました。バルセロナ写真展のレイちゃんも交えてこれまでのこと、これからのことお話ししていましたが、店内混み合っていて細切れに。家も近いので、またゆっくりお話ししましょう!!!

毎晩やっているカンパク前の閉店宣言。15日が経ち、だいぶこなれてきました。