呪文のようと言われることも多いこのメニュー。お客さんに正式名称で唱えてもらった。もちろん、スタッフもそれは一緒だ。パクチーハウスでは「これ」とか「生中」という言い方で注文をして欲しくなかった。全てのメニューは名前にもこだわっていたからだ。
この、パクパクピッグパクポークビッグパクパクパクポークは、長い名前なので、特に多くのお客さんから意識された。初めての時はちょっと恥ずかしそうに、でも次に来るときに暗唱する方も多かった。自慢げに注文する人、初来パクの誰かに言わせようとする人、仲間と声を揃えて注文する人・・・。うまく言えると周りから拍手が起こる。
初めてアルバイトをする大学生が極度に緊張しながら仕事をしていることがある。メニュー名を暗唱し、お客さんに料理を届けるだけで、あっという間にヒーローになれる。パクパクピッグパクポークビッグパクパクパクポークは、そんなメニューだった。
パクパクピッグパクポークビッグパクパクパクポーク
材料
・豚バラ肉(ブロック) 250g
・パクチー 大量
・パクチーの根 あるだけ
・長ネギ 1/4本分
・パクチーの種 少々
・黒胡椒 少々
<タレ>
・しょうゆ 大さじ2
・酢 大さじ1
・ごま油 大さじ1
・ラー油 小さじ1
作り方
1
鍋に大量の水と豚バラを入れ、パクチーの根、長ネギ(青い部分)などのクズ野菜と一緒に煮込む。大量に油とアクが出るので、一度水を捨てもう一度ゆでるとよい。
2
よく煮込んだ豚バラを皿に盛り付け(キッチン鋏などで簡単に切れます)、タレをかける。
3
パクチーの種と黒胡椒をミルで挽き、長ネギ(白い部分)のみじん切り、パクチーの粗みじん切りを載せたらできあがり。