緊急事態宣言

なにが緊急事態かというと、新型コロナウイルスの感染状況ではなくて、人々に自粛を求めるプロセスとか結局開催する2020とかその裏で子供達の最も重要な行事が全部中止になっていることが緊急事態だ。

× 公平性

公平性がなく、基準も不明確。特に、飲食店は翻弄されている。食とコミュニケーションは人間にとってとても重要なこと。それが思いつきとか空気とか保身のために蹂躙されている。僕は2007年11月20日から2018年3月10日までの10年超パクチーハウス東京という飲食店を経営していたし、今も無店舗展開というスタイルで食とコミュニケーションのシーンに関わっているので、リアル店舗を持っている時に緊急事態宣言と蔓延防止等重点措置が出たらどうしていたかを、この1年以上何度も繰り返し考えている。

友人や元スタッフが苦渋の決断でSNSに書き込んでいるのを見て、心が痛む。要請と社会の雰囲気によって、自ら望む決断ができないことは大変不幸なことだ。

以下は都内で頑張っている元スタッフの心の叫び。クリックしてぜひ本文まで読んでみてください。お近くの方はぜひ立ち寄って応援してあげてください。

 

hishimo(下北沢)

こんなに長い期間、お仕事から離れる事がもう二度と来ない事を祈っております。

 

台湾チャイニーズ 天天厨房(千歳烏山)

店内も改装しコロナ対策もバッチリで(笑)、イートインのお客様にお会いできるのを楽しみにしていたのですが、まだまだ新型コロナウィルスも落ち着かないので、違う形で当店のお料理をお届けしようと6月から通販サイトで販売を始めたのです

 

Niru(渋谷)

今回は要請無視か休業かで悩みましたが、要請無視の際の後出しリスクが読みきれず、弊店のおかれている状況では休業すると判断しました。
ノンアルコール営業は前回は短期間だからできた、と思っているので今回は行いません。

めちゃくちゃ美味しいビリヤニをみんなに食べさせたい。それだけ!

パクチーハウス元スタッフの大澤孝将くんが、ビリヤニ専門店を神田に開くということでクラウドファンディングを始めた。是非とも応援をと思ったが、24時間以内に目標の500万円に達し、ダブルスコアも達成するのではという勢いだ。

ビリヤニ大澤クラファン

パクチーハウスを開いて半年が経った頃、彼は突然やってきた。アルバイト募集の告知を見て、連絡をくれた。住まいは僕の出身地である秦野市。交通費が嵩むなぁと正直思った。当時は歩きか自転車で来れる人を雇うつもりでいた。しかし、秦野市に住んでいる人が来てくれるのは嬉しいなと思い、採用を決めた。

大学に入ったばかりの18歳。「旅と平和」という僕の理想について共感してくれ、また、日本パクチー 狂会やパクチー銀行、その他僕がやっている諸々を面白いと感じてくれたみたいで、ぜひ働きたいと返事があった。面接を終える頃、「ところでパクチーってどんな味なんですか?」との質問が。

「知らんで来たのか!」(笑)

そのまま厨房に行ってパクチーを食べてもらった。

アルバイトを始めてすぐに「デストロイヤー」というあだ名がついた。毎日5〜10枚のお皿を割るからだ。交通費が嵩むことを心配していたが、お皿やグラス代の方がかかりそうだなと笑っていた。

流石に割りすぎている自分を気にしていたようだが、それでもお皿やグラスは次々に割れた。ある日、置いてあったティーポットをつかんだだけでそれは割れた。たまたま横にいた僕に「僕何もしてないですよね?」とすごい顔で見つめてきたので、大笑いした。

アルバイトを掛け持ちしたり、限界まで遊ぶので、常に睡眠不足だったようだ。お皿を洗いながら、立って寝ていたこともあった。また、アルバイト後に電車に乗っては乗り過ごし、小田原で朝まで過ごしたという話も何度も聞いた。

僕や他のスタッフは皆、旅のバックグランドがあった。旅の話をよくしていたら、大澤くんは夏休みに初めての海外一人旅に行くことになった。行き先をみんなで話し合い、バンコクを中心に東南アジアを巡ることになった。何度目かの海外一人旅の帰り道、中国で事業を営む会社の社長と飛行機で隣り合わせになったらしい。数ヶ月後、その方が持つ会社の中国現地法人の社長に抜擢され、日本を離れた。

しばらくして、ビリヤニが美味いんだと言い始めた。インドやパキスタンでハマり、食べまくったようだ。「1日4食」食べていたというのは、僕がウイグルでラグマンを食べていた時と同じだ。

ほどなくして、日本ビリヤニ協会(NBA)を設立。当時、僕が日本手食協会を作るなどして、NHKブーム(略称がNHKとなる団体を作るブーム)が起こっていたが、彼はNBAを選んだ。日本パクチー 狂会のやり方をパクります、と言ってくれた時は嬉しかった。

ビリヤニの知名度は低かった。でも、好きなら情熱を捧げまくるべきだと思った。「やってればなんとかなる」と言ったらしい。それから11年経って、たくさんの蓄積が結果を生んだんだと思う。

ビリヤニイベントを開いたり、経堂のシェアレストランで「ビリヤニマサラ」という週一のビリヤニ屋をやったり、毎日ビリヤニを食べられるシェアハウス「ビリヤニハウス」を作ったり。初めて出会ったときの印象そのままにめちゃくちゃだったけど、アイデアを形にして多くの、本当に多くのファンを作った。

コロナウイルス騒動で、当時のアルバイト先の「ガラムマサラ」を救うため、ほぼ一人で通販事業を立ち上げて働き詰めで精神を壊した。その後、数度メッセンジャーなどでやり取りをし、誰とも会いたくないという返事が来たこともあって心配していた。が、やはり、クラファンの文章にある通り、ビリヤニを作ることで回復したようだ。

1月下旬に突然、鋸南に来てくれると連絡があった。飲みながら、ビリヤニ屋をやる決意を話してくれた。僕が会社を作るときに使った「優先株」を発行する方式で会社を作ることにしたので、定款を送り、あっという間に物件が決まり(2つ見ただけで決めたらしいw)、スタートに向けて爆走している。

ぜひ「ビリヤニ大澤」のビリヤニを食べてください!

ビリヤニ大澤クラファン

パクチーハウス オンラインbyズムメシ

来たる7月20日、パクチーハウス オンラインを、ズムメシ企画で行います。定員限定23人。希望される方は、お早めにお申し込みください。

ズムメシとは・・・

お気に入りのあのお店に、オンラインで集まろう! ズムメシは、飲食店の美味しいごはんを、全国どんな場所でも、Zoomでつながって、同じ時間に一緒に楽しむこと。 シェフやオーナー、お店のスタッフさんなど、お店の人も参加します。 飲食店の新しい楽しみ方をぜひ、あなたもご一緒に!

【お料理は全て2人前】1セット 7,000円
・パクチーのおひたし
・ヤンパク(羊×パクチー)
・パク塩砂肝
・ムール貝のパク蒸し
・パク天うどん(パクチー天かす)
+契約栽培パクチー(盛り付け・追パク(ついぱく)・パクチーもヒートアップ!(パクチーモヒート)用)
+パクチー銀行より「パクチーの種」

※讃岐うどん酒房かんま BASE店からご注文もって参加申し込み完了とさせていただきます(こちらから注文お願いします)

*松陰神社にある讃岐うどん酒房かんまの店主とは、以前Kyo paxiが主宰していた飲食店経営者の勉強会に参加していたという縁です。

 

詳しくは、ズムメシの詳細ページをご覧ください。

パクチー流しそうめんクルージング(ベルオーブ豊洲xパクチーハウス)

ベルオーブとの久しぶりのコラボイベント。

「パクチー流しそうめんクルージング」が久しぶりに帰ってきます。

パクチーハウス佐谷恭プロデュースのパクチーそーめん流しとベルギービール(コリアンダー使用ビール)、更にパクチーをふんだんに使用したスペシャルメニューという現代の三種の神味を楽しみながら行う東京湾クルージングです。

船上で揺れながらパクチー流しそうめんを楽しみます♪

【提供予定ビール】
・セリス・ホワイト
・初陣
・デリリウム・トレメンス
・デリリウム・ノクトルム
・デリリウム・デリリア
・デリリウム・アルゲントム
・アーベルボーデ
・ギロチン
・ルル・エスティバル

【提供予定フード】
・ベルジャンフリッツ~パク塩で~
・パクルス
・トマトと海老のオリエンタルパクチーサラダ
・パクチーズィミ(豚パクチーチーズお好み焼)
・パクベーゼのシーフードグラタン
・熟成豚のパクンミーサンド
・パクマンガイ

パクチーそうめんだけでなく、パクチーをふんだんに使ったお料理が盛り沢山‼‼‼
パクチー好きの皆さんにはたまらなく幸せいっぱいのイベントです♪

【概要】
日時:4/13(土) 18:30~20:00
集合時間:18:00
集合場所:ベル・オーブ豊洲(東京都江東区豊洲2-4-9 ららぽーと豊洲1階)
会費:8,900円
お問合せご予約はベル・オーブ豊洲まで♪
TEL:03-6910-1275(担当:店長 田中さん)

パクチーハウス帯広

パクチーハウス帯広を初開催。

帯広と縁ができて、まだ7カ月ぐらいだが、その魅力に取り憑かれている。

パクチーハウス東京の店舗を閉じたことを取材してもらい、そのうちの最後のものがYahoo!トップページに掲載された。すでにトピックスページからは消えてしまったが、コメントが1500件以上も付く大炎上だった。

少なく見積もっても100万人以上が読んだと思われるこの記事により、素晴らしい出会いがあった。そのうちの一つがとかちイノベーションプログラム(TIP)を運営する野村総研だ。近所にできたブリューパブで同社の2030年研究室長らと初顔合わせをした際に「北海道に出張いかがですか」と問われ、これを受諾。十勝との縁ができた。

2018年のプログラムのキックオフ会での基調講演。参加者と関係者で160人ほどが集まってくれた。終了後の飲み会、2次会、3次会、4次会で、ものすごい好意的な反応をもらったし、その日に出会った人たちとまた会いたい、一緒になにかやりたいと思った。その後実行したクラウドファンディングに複数人が協力してくれた。また、クセのある食材といえば・・・ということでいずし(飯寿司)を食べに来て欲しいという要請も。帯広の郷土料理研究家の娘さんがTIPファミリーにいらしたのだ。

というわけで、今年1月に2度目の訪問。『「ありえない」をブームにするつながりの仕事術』の発売日前後だったので、2日で5本もの食事をしながらの講演会を企画してくれ、十勝在住の方々と親交を深めた。(6〜15人ぐらいとじっくり話ができるので、一方的に50人とか100人の前で話す講演と違って、得るものが多かった)

2月26日、TIP関連イベントに再び呼ばれたので前日入りして「パクチーハウス帯広」を開いた。過去2回で出会った十勝の人はもちろん、北海道在住のパクチーハウスのお客さんのほか、関東近郊からもわざわざ来てくれた。

会場は昨年7月以来最も連絡を取り合っている吉田武馬さんが営む「蕎麦人(そばんど)」にて。可能な限り十勝の食材を使う前提でメニューを組み立てた。

初めての場所で初めての食材を使い、他の料理人とコラボレーションするのはやっぱり楽しい。その時の雰囲気と気分で味を変えるのは、講演などで聴衆の反応を見ながら内容を変えるのと同様。コミュニケーションを通じて空間を瞬時に変化させるのは素晴らしい体験だ。

当日のメニューは以下の通り。

ほおばるサラダ生春巻

パクチーサラダ

ヤンパク

十勝人参ラペラペ

パクレーゼ

キムパク豆腐

長芋パクチー

パクパクピッグピクポークビッグパクパクパクポーク

牛トロパクうどん

パク天そば

 

パクチー入りポテトサラダと豚肉のバラ肉神楽南蛮味噌付 #パクチーハウスのパクチー料理

パクチー入りポテトサラダと豚肉のバラ肉神楽南蛮味噌付

材料

・ポテトサラダ(緑のポテトサラダVol.1を参照)
・パクチー
・豚バラ肉(ブロック)
・醤油 100ml
・みりん 100ml
・酒 20ml
・砂糖 小さじ2
・神楽南蛮味噌

 

作り方


通常レシピのポテトサラダにパクチーのみじん切りを混ざ合わせる


鍋にたっぷりの水を入れ、豚のバラ肉、パクチーの根・茎、酒を少々入れ、一時間ほど茹でる。


醤油、みりん、酒、砂糖小さじ2杯を鍋で温め、沸騰寸前で火を止める。


茹でた豚バラと3をビニール袋に入れ、軽くもんで寝かしておく。


豚バラ肉をを好きな厚みに切り、神楽南蛮味噌とパクチーの種(ひいたもの)を載せる。

 

レシピ作成:高円寺・魚浩(うおこう)の女将・松井つるみさん(2018年7月のパクチー・ランニング・クラブ主催「メドックマラソン2018壮行会」向け特別メニュー)

たくさんの地野菜のてんこ盛りパクチー香り油かけ #パクチーハウスのパクチー料理

たくさんの地野菜のてんこ盛りパクチー香り油かけ

 

材料

・モロッコインゲン 89g
・ズッキーニ(黄・緑) 2本
・小茄子 3本
(野菜はお好きなものでどうぞ)
・油(飲む酒によりオリーブオイルまたはごま油)
・パクチー(根・茎) 6cmぐらいに切り計20本程度
・めんつゆ 100ml
・酒 50ml
・醤油

 

作り方


野菜を適当な大きさに切り、サッと油で素揚げする。


鍋に油89ccをフライパンで熱し、パクチーの根と茎を入れて香りがたつまで炒め煮にする。


めんつゆ100cc. 酒50cc. 醤油小さじ1を鍋に入れ、熱してアルコールを飛ばしたら火を止める。


揚げ野菜に3を回し掛け、熱々の香り油を載せ、パクチーの根と茎をトッピングすればできあがり。

レシピ作成:高円寺・魚浩(うおこう)の女将・松井つるみさん(2018年7月のパクチー・ランニング・クラブ主催「メドックマラソン2018壮行会」向け特別メニュー)

蟹味噌豆腐パクチー和え #パクチーハウスのパクチー料理

蟹味噌豆腐パクチー和え

材料

・木綿豆腐 半丁
・パクチー
・奈良漬(〆張鶴の酒粕でつけたもの:日本酒の蔵の酒粕なら 外れがなく良い合わせができます)
・蟹味噌 大さじ2
・醤油
・塩

 

作り方


木綿豆腐半丁をさっとゆで、冷やしておいて、ガーゼで絞っておく。


その間にパクチーの茎のところから少し葉が入るところぐらいの場所を細かく刻んで置く。奈良漬も細かく刻む。


蟹味噌、豆腐、パクチー、奈良漬、蟹味噌、を全て混ぜ、後に醤油、塩を少し入れ、味を整える。


パクチーの葉を沢山皿の周りに飾り、3を盛り付ける。

レシピ作成:高円寺・魚浩(うおこう)の女将・松井つるみさん(2018年7月のパクチー・ランニング・クラブ主催「メドックマラソン2018壮行会」向け特別メニュー)

 

松井つるみさんは高円寺の居酒屋・魚浩の女将さんですが、パクチーハウスKyo paxiとの出会いは、2011年秋。コワーキングの黎明期だった当時にパクチーハウス東京の上にあったPAX Coworkingを訪れた最年長(当時)の方でした。最年長とはいえ、歳を感じさせないバイタリティと好奇心、そしてコワーキングコミュニティにふさわしい「人をつなげる」才能を発揮して、PAXを含め数多くのコワーキングスペースに来られています。

2018年7月のイベント情報 #無店舗展開

パクチーハウス関連、イベント・パーティ・講演情報です。ご参加歓迎、また色々な人に知って欲しいのでご参加またはシェアしてください!

 

1日(日) 水の都 おおがきシャルソン

2回目の大垣シャルソン。

 

3日(火) ドレスコードはパクチー:全緑を尽くすパクチーパーティ

全面パクチーTシャツを着た人だけが参加できる、特殊な異空間へようこそ!

 

4日(水) Asian Bistro D(仙台)でパクチーを食べる会

パクチー銀行仙台臨時出張所を開設。

 

8日(日)・9日(月) 「ヤンパクバーガー」デビュー!@ゴホウビダイナー

6月25日の非常識経営論トークライブ向けに開発した「ヤンパクバーガー」が、祖師ヶ谷大蔵のゴホウビダイナーで、毎月8日と9日に食べられるようになるそうです。

 

10日(火)・11日(水) パクチーハウス三軒茶屋@シンチャオ

パクチーハウス東京跡地から3.89km! パクチーに力を入れるベトナム料理のお店でパクらせていただきます。

 

12日(木) 銀座寿司さいしょさんとコラボの魅惑のパクチーナイト【すしパク!】

昨年好評を頂きました寿司さいしょさんとの二度目のコラボイベントです。
江戸時代の書物に、寿司の原型にパクチーが使われていたという記述があります。それを踏まえて寿司とパクチーを超現代風にアレンジしてお楽しみいただきます。

 

17日(火)〜19日(水) 十勝イノベーションプログラム

 

22日(日) 諫早シャルソン

真夏の諫早でご当地シャルソン開催!

 

23日(月)〜25日(水) 島原・天草 酒蔵ツアー

 

人生なんて、簡単に変わるから #パクチーハウス祖師谷

15年近く住んでいる祖師ヶ谷大蔵にある友人の店・ゴホウビダイナーで「パクチーハウス祖師谷」を行いました。

生産者と直接つながる店作りをしたいというオーナー星児くんを応援したくてついに実現。楽しい空間ができました。

こんなやり方ですが、以前にも書いた通り、パクチーハウス東京の立ち上げから閉店までの10年間にお会いした皆さまのお手伝いをしていますので、気軽に連絡ください。

以下、星児くんのレポートを引用!


2018年6月25日

Mr.パクチー佐谷恭さんトークライブ「非常識経営論」開催しましたー!今振り返っても湧き出てくる感情は、楽しかった!!の一言。笑いあり、笑いあり、笑いあり…笑いしかない!

主催しながら個人的に聞きたかったのは、佐谷さんの苦労話や成功の秘訣を聞きたがっていた、自分に気付いた。トークライブが始まるまでは。

そんな自分の気づきを横目に、終始笑いが散りばめられたトークライブは、パクチーハウスの成功哲学ではなく、トークライブそのものが、旅先のゲストハウスの出来事のような雰囲気で進んでいく。知らないもの同士が卓を囲み、飲み語り合い、場が生まれて行く。

20:09には、パクチーハウス東京恒例のカンパクの音頭、「ビラビラビ~ラ!パクパクパク!」が繰り返され、参加してくださった方々が次々に、カンパクの渦に巻き込まれ、一体感は最高潮に達していた。

いつまでもこの場で飲んでいたい、そんな気分になっていたのは、僕だけではないと思う。

パクチーハウス東京では、お客様に愚痴や陰口を言わせない店作りをしてきた、とトークライブで話されていた。

自分の店であるゴホウビダイナーがMr.パクチーによりハイジャックされ、昨日はパクチーハウス祖師谷になっていた。カンパクの音頭であふれ、イベントで初めてあったはずの、見ず知らずのお客様同士が、ビールを片手に語り合い笑い合っていた。

人が居て、ビールがあり、カンパクすれば、楽しくてワクワクする出会いが生まれるということを、目の前で見せてくださった佐谷さん。

自分が飲食店で修行し我慢した10年。見つけられなかった最後のピースが見つけられた貴重な時間になりました。価値観がガラリと音をたてて変わった夜。

うたげの後の店を片付けながら聞いた佐谷さんの言葉、「人生なんて、簡単に変わるから」が忘れられない。

Mr.パクチーは、栽培用パクチーの種をイベントの最後に参加者に配っていた。

もちろん本物のパクチーの種だけれど、本当に渡したかったのは、楽しく生きる人生哲学だったのかもしれない。

平日の夜にも関わらず駆けつけてくださった、山田さん、西澤さん、藤本さん、速水さん、吉浦さん、伊藤さん、岡田さん、平野さん、高橋さん、牧野さん、本当にありがとうございました!

また、8日9日に、お会いしましょう!

齊藤星児