プレスリリース:モロッコ政府とパクチーで基本合意

PRESS RELEASE
報道関係者 各位

2015年4月1日
(エイプリルフール)

株式会社旅と平和

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モロッコ政府と株式会社旅と平和の基本合意
「砂漠にパクチーを生やす」
現地視察:4月3日〜13日
19日に報告会を開催
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モロッコ王国政府と株式会社旅と平和(代表取締役:佐谷恭)は1日、広大なサハラ砂漠の緑化計画の一環として砂漠にパクチーを生やすことで基本合意した。

多くの国や企業の環境活動への取り組みが行なわれているが、砂漠を緑化する場合、砂漠に固有の生態系への影響を考慮する必要が指摘されている。一年草と分類される植物の中でも特に播種から採種までのライフサイクルが短い(通常8週間から9週間で成長しその後実を付ける)パクチーが、その影響を最小限に押さえられるという植物およびハーブ野菜学会での発表を受け、モロッコ政府が1989年からその可能性を探っていた。

株式会社旅と平和は運営する世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス東京」において、モロッコ産パクチーを使ってパクチー麺やパク塩、パクティーを開発。同店舗の料理に使うとともに商品として販売していた実績がモロッコ政府との接点となった。

この基本合意を踏まえて、株式会社旅と平和は、4月3日〜13日の11日間、サハラ砂漠(モロッコ南部)を視察する。代表自ら現地入りし、毎日30-40km以上を人力で移動しつつ、パクチーによる緑化を始めるのに最適な場所を探す。1週間での総移動距離は約250km、場合によっては300kmにも達することになる。

当地でサハラマラソン(MDS)を過去30年にわたって行なっているフランス人パトリックの激励を受けることも決定。ただし、衣食住に関わるすべてのものは視察団が個人個人で持つこととされている。

現地視察の状況報告と、砂漠にパクチーを生やす意義についての将来への展望に関する報告会を今月19日、都内で開催する。申し込みはパクチーハウス東京(TEL: 03-6310-0355)。

4月19日開催予定「砂漠にパクチーを生やす」報告会

 

[取材のお問い合わせ]
株式会社旅と平和
・URL: http://pieceofpeace.org/
・代表: 佐谷恭 080-3700-8900

sahara89

【緑の日】今日はセント・パクトリック・デー

今日は緑の服を着て、自分なりの平和(PAX)について思いを馳せよう。

プレスリリース

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St. PAXTRICK’s Day(セント・パクトリック・デー)

30 March (29 March on a leap year)
St. PAXTRICK’s Day is the day to celebrate the 89th day of each year by wearing green and tricking people around into PAX(peace).

3月30日(うるう年は3月29日)はSt. PAXTRICK’s Day。新年から数えて89日目に緑の衣装を着て、PAX(平和)に関するトリックを自分の周りの人に仕掛けましょう。
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Wonder what to wear today? Wear very green. It's St.PAXTRICK's Day today.着ていく服に今日は迷わないで。とにかく緑を身につけましょう。今日はセント・パクトリック・デー!

Posted by St. PAXTRICK's Day on 2015年3月29日

ブームは誰かが作り文化はみんなが作る

人気を博すパクチー 飲食店のメニューにはやっつけ感が否めないものも
(RocketNews24)

「パクチーブーム」について早くも書かれています。飲食店が「やっつけ感丸出し」と書かれたらおしまいです。パクチー愛を持って、メニュー開発しましょう!


「とりあえずパクチーを入れときました感」がプンプンする。・・・何より、「流行のパクチーで一儲け」と『ビジネスパクチー』臭を感じずにはいられなかった。

パクチーでがっかりさせてしまうやり方は、パクチー狂を増やす(というか全人類をパクチー狂にする)という方向に導いている日本パクチー狂会として危惧しています。一方で、まだパクチーが浸透していないからこそ、パクチーを出す店がとても注目されているのも事実です。先駆者のみなさん、愛を持って。そしてその後、ネギがパクチーに取って代わる時代が来るでしょう。パクチーを「とりあえず載せる」のはそれからです。

この記事にある


パクチーは、基本的には生で食べて美味しい野菜である。パクチー単体で食べても、パクチーの良さは引き出しづらい。あくまで料理そのものが美味しいのが前提で、その料理をより風味豊かにする、「究極の引き立て役」なのだ。

という文章には日本パクチー狂会は全力で反対します。パクチーは生でも美味しいですが、熱を加えてもまた別の魅力が(具体的に言うと甘み)が出て最高の味わいです。そしてパクチーは「引き立て役」や「薬味」になれるのはもちろん、「主役」としても世界中で活躍しています。

パクチー狂のみなさん、時代はパクチーになりつつあります。まだまだ発展途上のパクチーですので、無理解やブームに乗るだけのものもみられるでしょう。しかし、我々がすべきは単なる賞賛や批判ではなく、パクチー愛をきちんと表現することと、パクチーを出す店や料理人との対話です。ブームは誰かが作るものですが、文化は我々が作るのです。

パクチーハウスの椅子がカホンになりました

お昼のイベント「パクチーカホンを作ろう」が無事終了しました。

いつものごとくカンパクから始め、カホンプロジェクトの八崎さんの指導のもと、協力し合ってつくりました。穴を開けたり、ネジを締めたり・・・慣れない作業でしたが楽しめました。そして、数枚の板が途中から楽器に・・・。楽しい体験でした。

カホンプロジェクトは間伐材を有効利用するためのプロジェクトでもあります。座れるし、誰でも楽しめる打楽器でもあります。パクチー料理をたのしみつつ、カホンの演奏を楽しんでいただければと思います。

 

マジックナンバー89(1)

パクチーハウス東京はパクチーとともに89(パク、PAX)という数字に異常に執着しています。89って数学的にめっちゃ面白い数字ということをご存知ですか?

フジテレビで放送中の月9ドラマ『デート』にて、89が注目されていました。

藪下依子(杏): 鷲尾さんのデータを教えていただいてもいいですか?

鷲尾豊(中島裕翔): はっ?

依子: 生年月日、身長、体重。
鷲尾さんに恋をするためには鷲尾さんのことをより深く知る必要がありますので。

豊: ああ…。
1988年8月9日生まれ。
身長は178cmで体重はだいたい62kgですね。

依子: ほう…。いいですよ。いいじゃないですか!
どの数字もかなり好感が持てます。
特に「8月9日」というのが素晴らしい
「89」という数字は私の大好きな数字の1つなんです。
あのフィボナッチ数列の第11項目の数字であるということはご存じでしょうが、
さらにですよ!
どんな数字であっても各位の2乗を足すと必ず1か89になるんです。
すごいでしょう!

 

スクリーンショット 2015-03-19 12.22.03

撮影はいります #paxiinfo

この週末から数日間、テレビの撮影が入りますのでお知らせします。お店でも当日ご案内しますが、映りたくない人はご留意ください。取材に来るのは深夜のトーク番組Wと、ビジネス番組Wです。

7日 20:00以降、店内の様子を撮影します。インタビューなし。
8日 22:00ごろ、パクチーハウス店主インタビュー
9日 営業中、お客さんへのインタビュー&全体撮影
11日 8日インタビューの予備日

では、よろしくお願いします。放送日等はまた追って紹介させていただきます。

 

パクチーハウス東京
Kyo paxi

農場見学レポート by 佐保秀郁

【2015年冬パクチー研修レポート】

今回の農業法人マイベジタブルさんの農場見学は今までの農場・市場見学で一番おもしろいものだった。

今回の農場見学は話しを聞けば聞くほどワクワクした。マイベジタブルさんが行っている農業は高床式砂農業というもので、かなり簡単に言うとテーブルの上に敷いた砂の上で野菜を育てるというもの。

従来の農業のイメージと大きく違うが、この農法は水耕栽培や路地栽培にないメリットや可能性を持っている。

高床式砂農業のメリットを大きく3つに分けると、「コスト」「多様な人ができる」「発展性」の3つになる。

まず「コスト」だが、水耕・路地栽培に比べてランニングコストが低い。

水や養分を最低限しか与えないストレス農法を採用していることもあり水の使用も従来の農業より格段に低い。農薬も砂栽培の場合害虫などが付きにくいため少量で済むようだ。しかもハウスと高床の初期投資をすませれば後はそれほど多くの機械を用いないため初期投資も水耕栽培より低いそうだ。

つぎに「多様な人ができる」というのはどういうことかというと、土を育てる必要や気候を読む力などの能力や経験がなくてもできるということ。農業の高齢化や、後継ぎがいないなどの問題があるなかで経験のない人が始めやすいのは大きなメリットだし、農業が家業ではなく事業になっていくなかで、車のメーカーに就職するように野菜のメーカーに就職、起業という感覚が今後できてくるかもしれない。

砂栽培は高床ということもあり、腰をかがめずに作業ができる点も人を選ばないポイントになっている。車椅子の人でもできるだろうし、腰を痛めてしまった人や高齢者でも働きやすいのは雇用の安定という点で労使ともにメリットがあるように思う。

最後に「発展性」だが、砂栽培は究極、砂漠で農業ができる可能性があることと、発展途上国でもできるかもしれないということだ。

砂漠で農業となると気温や塩害など超えるハードルは多いだろうが、砂でも野菜はできるということは実証済みなのでいつかできる日がくるかもしれない。

また発展途上国では、米などの炭水化物は足りていてお腹いっぱいにはなるが、ビタミンはタンパク質が取れていないという問題がある。技術があまりいらない砂栽培のノウハウを提供して現地の人が作り出せば、世界の食事情が大きく変わるかもしれない。

日本の農業、世界の農業の明るい話題になりうるものを直に見れてとても有意義な研修だった。

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味覚で旅したパクチー研修2015冬 by Takuma Drb

【2015年冬パクチー研修レポート】

2007年、私はタイのシーチェンマイにいた。
大学を1年休んで、旅をしていた時のこと。

ゲストハウスの軒先で、シンハを飲んでいた。自転車で食べ物を売るおばちゃんから、薦められるがままにパパイヤサラダ(ソムタム)を買った。
ナンプラーと干しエビの香りの後に、劇的な辛さが私を襲う。舌はビリビリ痺れ、息するだけで辛さは増幅されていった。
だけど、食べることを止められなかった。舌のビリビリが脳に伝わり、思考は停止状態。なのに箸は動き続けた。とにかく目の前の(見た目は優しい)激辛を食べ続けた。笑ってしまうほどに辛いのに、本能が食べていた。

takuma

その経験から8年。私はパクチー研修で訪れた千葉の五井で、思考停止状態で、目の前のそれを食べてた。
辛い。でも、うまい。辛さが脳に伝わり、思考は停止していた。ただただ、食べていた。2015年、私は千葉の五井にいた。シンハを飲みながら。

8年たってもタイで初めてソムタムを食べた時の記憶が蘇って、楽しい気分になれた。美味しいものを提供するだけではなく、香りを嗅いだ時や口にした時、思い出してもらえる(思いを馳せれる)印象に残る料理を提供できたらと思った。

写真 (11)

Takuma Drb