ヘルシンキより。6月にご来パク予定の方から。
パクチーハウス東京店主のKyo paxiが起業しようと決意したのは、ヘルシンキでした。第一子妊娠中の妻と、毎年恒例で行っていた結婚記念日の旅にフィンランドとエストニアを選んだのですが、ヘルシンキでこれから生まれる生命のことを考えている際に、自分も子どもと同じように成長したいし、好奇心を持ち続けたいと思ったのです。それから約半年、自分ができることと、したいことを考えた結果思いついたのが、世界初のパクチー料理専門店だったというわけです。
ヘルシンキより。6月にご来パク予定の方から。
パクチーハウス東京店主のKyo paxiが起業しようと決意したのは、ヘルシンキでした。第一子妊娠中の妻と、毎年恒例で行っていた結婚記念日の旅にフィンランドとエストニアを選んだのですが、ヘルシンキでこれから生まれる生命のことを考えている際に、自分も子どもと同じように成長したいし、好奇心を持ち続けたいと思ったのです。それから約半年、自分ができることと、したいことを考えた結果思いついたのが、世界初のパクチー料理専門店だったというわけです。
パクチーハウス東京は3月25日〜6月初旬頃まで、オスマントルコを特集します。すでに存在しない国の昔の版図にあった国々の料理をヒントに、パクチー料理を作ってみました。
オスマントルコ特集の特別メニュー
1996年夏、初めてのユーラシア大陸横断の旅で、僕はイスタンブールに到達した。完全に未知の国だったイランに1ヶ月以上滞在した後、アジアを終えてヨーロッパの入り口に立った。アジアとヨーロッパの境目というボスポラス海峡は特にお気に入りで、船に乗り橋を渡って何度も往復した。
トプカプ宮殿を遠目に眺めながら、アジアとヨーロッパをちまちま往復する僕と、北アフリカ・東欧・中東に領土を拡大したオスマントルコを比較し、帝国の壮大さに思いを馳せた。僕は世界史を受験に必要だからいやいや暗記していたが、旅先のそこかしこで思いがけず知っている歴史の偉人に巡り合って次第に興味を持つようになっていた。
好奇心があるから旅をしているのだと思ったが、旅をするから好奇心が強くなるのだった。もっとたくさんのことを見たいし、知りたくなる。同じものを見ても人によって意見が異なるのが面白いし、数年後に自分自身の感覚も変わってくる。僕自身は一生旅を続けたい思ったのが、21歳のときのその旅だった。同時に、一人でも多くの人とその感覚を共有したいと強く思った。
僕自身の旅の経験を事業化しようと決めるのにそれから10年を要した。その間僕は個人的に旅をするだけでなく、旅する人が集まる会合を何度も主宰した。旅人を集めると、どこかへ行かなくても旅の気分が味わえることを知った。さまざまな人の旅の体験談を楽しみ、学び続けた。移動する旅をなんらかの理由で止めてしまった人が旅の感覚を持ち続けることが可能だと、旅人との飲み会から理解するようになった。
学生時代はすべての人に海外旅行に出かけて欲しいと願っていた。「移動する旅」の魅力を一人でも多くの人に体験してもらいたいと願っていた。今でもその気持ちはあるけれど、さまざまな理由をもって行動に移せない人にも旅的な体験をしてもらうにはどうすればいいかと考え続け、「移動しない旅」を提供してはどうかと結論づけた。それが株式会社旅と平和と創業し、最初の事業としてパクチーハウス東京というレストランを開いた理由だ。
昨年9月からパクチーハウスはメニューに「特集」を取り入れ、フランス・中南米・イランからイメージするパクチー料理を提供してきた。4つめの特集として、スタッフから「トルコ」の案が出てきた時、僕自身の体験から「オスマントルコ」への転換があった。現存しない国家を特集するなんて、始めた当初は思いもしなかった。しかし、国家がそれほど意味をなさなくなった今、オスマントルコに注目することで、僕たちとお客さんの発想や枠組みが破壊されれば面白いと思っている。
*オスマン帝国は多宗教・多民族国家であり、また、人々は滅亡の時まで決して自国を「トルコ帝国」とは称さなかったそうだ。僕らが世界史で習った「オスマントルコ」という呼称は歴史を表現する際の「外から」の通称だったようで、帝国の実態からも正式な国号という観点からも不適切とされ、現在は使われていないとのこと。
日時 : 2017年5月20日(土)14:00〜16:00
教室 : 恵比寿社会教育館
先生 : 佐谷 恭 [ 株式会社旅と平和 代表取締役 ]
お申込み(5月9日まで): http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/1250/
佐谷恭です。シブヤ大学で公開ワークショップをします。事業を創り、それを多くの人に認知してもらうために、「ネーミング」がとても重要です。会社名、店舗名はもちろん、レストランのメニュー名や空間の呼称、スタッフの給与や手当に至るまで。名前をつけることは魂を吹き込むことなのです。
創業からまもなく10年。まずは、ネーミングにとことんこだわって事業を育てて来た僕の経験と、それぞれの名前がもたらした意味合いなどについて簡単にお話しさせていただきます。そして参加者がやりたいことを実現するために自らの「肩書」を改めて考える時間を持ちたいと思います。
以下、シブヤ大学のページから引用。
パクチーを愛する人に惜しみなくパクチーを提供しながら、
“交流する飲食店”というコンセプトを掲げ、相席を推奨し、
夜な夜な不思議な一体感を作り上げる稀有なお店です。
今回の授業では、パクチーハウス東京の佐谷さんに何故パクチーハウス東京を始めたのか、
やりたいことを始めるために必要な事、そしてやり続けるためにやってきた事をお聞きします。
そしてそれらのヒントから、自分につける肩書きについて、授業の中でみんなで一緒に考えます。
例えば、
今のお仕事について悩んでいる方、
最近フリーランスになり自分の活動について誰かの意見が欲しい方、
そして勿論!パクチーハウス東京を愛する方、
はたまたパクチー狂の皆様も、
突き抜けたコンセプトの飲食店の思想と想いを自分事に活かしてみませんか?
注意:パクチーを食べる授業ではありません。
【授業の流れ】(予定)
13:45-14:00 受付
14:00-14:05 シブヤ大学とは
14:05-14:10 アイスブレイク「なぜこの授業に来たか?」
14:10-14:15 講師紹介
14:15-14:50 パクチーハウス東京について
14:50-15:00 休憩
15:00-15:15 やりたいことをやり続ける為に
15:15-15:45 自分の肩書きを考える
15:45-15:55 質疑
15:55-16:00 アンケート/写真撮影
(授業コーディネーター:小田切俊彦)
1975年神奈川県秦野市生まれ。パクチーを愛する旅人。ランナー。98年京都大学総合人間学部卒業、2004年英国ブラッドフォード大学大学院(平和学専攻)を修了。富士通、リサイクルワン、ライブドアを経て、07年株式会社旅と平和を創立。世界初のパクチー料理専門店・パクチーハウス東京をオープン。東京初のコワーキングスペース・PAX Coworking主宰。シャルソン(ソーシャルマラソン)創始者。「肩書きは自分で作れ」がモットー。
http://paxihouse.com/
みなさま、GWはいかがお過ごしでしょうか。
はい、そうですね。グリーンウィークと読みます。緑にまみれてますか!!!
おかげさまで満席で始まったGWですが、あす30日に空席があります。また、5月3日〜5日も予約可能です。
そして、6日・7日は半分ぐらい空いています。早めに連絡いただければ大人数も可能かも。GWはパクチーハウスで締めくくりましょう。
ご予約は電話優先(03-6310-0355)です。早めに来て早めに帰る方が多いのがGWの特徴ですので、8:09のパクチータイム以降にふらりと来るのもオススメです。
では、GWをグリーンウィークに。楽しくやりましょう!
なんだこれは! と驚いたYoutube動画。
パクチーをあらゆる観点で取り上げてほしいと願う、日本パクチー狂会・会長のKyo paxiは、見た瞬間に大喜びしてしまいました。
日本パクチー狂会は半分冗談で作りましたが、もう半分の本気で活動を続け、世界初のパクチー料理専門店の構想を得ることになりました。そしてパクチーハウス東京立ち上げの計画を話した時、半分どころか完全に悪い冗談だと思われ、あらゆる人に心配され、飲食業界や起業についてをよく知る専門家の方々からは完全否定されました。
パクチーブームとやらでたくさんの商品が出ていますが、遊び心のあるものは意外と少ないと思っています。「そこにパクチー入れてどうすんの!」と言われそうなものにパクチーを入れてみる。そんな試みからイノベーションは起こります。「和食とパクチーの融合」だって「パク塩アイス」だって、そうやって生まれて来ました。
この動画の企画立案者から連絡があったのはつい先日。
パクチー専門店のパイオニアであるパクチーハウスさんにも知っていただきたい、興味を持っていただけたら動画をご紹介いただきたいと思い、メッセージをお送りしようとページに来てみたら、、、
リリースを配信してから1時間も経たないうちに、投稿をしていただけていたので、驚いたのと同時にとても感激いたしました。
ほどなく、来パクもしてくれました。繋がるパクのご縁。僕たちは、シェアを争うのではなく、アイデアをシェアして発展させるパクチーワールドを目指しています。
パクチーハウス東京を「交流する飲食店」と位置付けで創業期から情報発信をしているのも、
そこでの出来事をヒントに東京で最初のコワーキングスペース「PAX Coworking」を作ったのも、
さらに外の世界にコミュニケーションをもたらすために「シャルソン」を作ったのも、
楽しみやワクワクすることを、世界中の人たちとシェアしたいからに他なりません。
ポータブルパクチー(パクチーを持ち運ぶこと)が、こうした思いのメタファーになるのではと思ったのです。
2月28日〜3月1日、パクチー研修で四国を訪れました。パクチーを軸に縁ができた人たちとの出会いと再会を繰り返しながら、スタッフ同士の絆を深めました。
2/28
成田→高松:Jetstar(LCC体験)
まんのう町・谷川米穀店(讃岐うどん)
美馬市・うだつゲストハウス(移働・テレワーク最新情報ヒアリングetc)
美馬市・司菊酒造(シャルソンで発見した酒蔵再訪)
土佐町・瀬戸コミュニティセンター(パクチー料理で土佐町シャルソン検討会・泥酔と流れ星鑑賞)
土佐町・アメガエリの滝(朝散歩)
土佐町・土佐酒造(飲んでうまかった「桂月」訪問)
まんのう町・むさし(讃岐うどんとおでん)
まんのう町・味源(パクチートーク)
高松→羽田:ANA(『翼の王国』コラムを読む)
動画レポート
KSB瀬戸内海放送
翼の王国
佐谷恭の「パクチー起業論」: http://www.mag2.com/m/0001598789.html
パクチーハウス東京を運営する株式会社旅と平和(
男性社会で女性が安心して乗れるタクシーがなかったパキスタンで
(参考記事)
PAXIはPink-taxiを意味する造語。
株式会社旅と平和とパキスタンのつながりは約20年前にさかのぼ
本件に関するお問い合わせ
佐谷恭(080-3700-8900 みんなパクチー)
2017年4月1日
*エイプリルフールネタです。弊社はピンクタクシー「PAXI」には関与しておりません。しかし、パキスタンでのこの動きが平和な世の中のための素晴らしい一歩だと思ったこと、真面目にシェアするだけでは読まれないだろうということで、エイプリルフールのネタから記事をシェアすることにしました。
新年から数えて89日目の3月30日は、「St.PAXTRICK’s Day(セント・パクトリック・デー)」。緑の衣装を身につけて、新緑美しい1日を自ら緑化して過ごしましょう。
今年もやります、毎年恒例の花見。
詳細: https://www.facebook.com/events/565801073583336/
今回でなんと20回目。多様な種類の人たちが集まる上、騒いでいるので通りがかりの人も加わってしまうという。飲食店でアルバイトすらしたことない僕がパクチーハウス東京を作った理由は、花見のような空間を日常的に作りたいと思ったから。
まだ事業内容を発表せずに出資者を集めた時、「花見的事業をする」と書きました。一人ひとりに「パクチー料理専門店をやる」と伝えて回ったら、皆一様に「ありえないでしょー」と思ったそうであるが(最近それを“打ち明けて”くれる人が多い。10年目に入ったからだろうか)、花見で起こりまくるミラクルを体感したことのある人は、会社立ち上げに協力してくれた。
元々、僕の友人が、その友人を呼んでスタート。そこに、通りがかりの人が加わった。
10回続けたら、パクチーハウスのような店を作りたいと思った。そして、パクチーハウスのお客さんが、少しずつ仲間に加わってくれた。
そんな感じ。
Facebookイベントを、パクチーハウス東京のイベントとして作っているから、たまーにではあるけれど、お客さんから毎年恒例の花見について問い合わせがある。常連さんが集まる会というわけではない、パクチーハウスに行きたいと思って行けてなくていい機会だから来ましたという人もいる、僕の友達はそれなりに来るだろうけどどこからか見知らぬ人も来る、100人以上集まることもあるけれど今のところ参加表明している人は5人ぐらい(いつもそう)だ・・・と思ったら急増して10人も参加表明してる!主催者すらどうなるかわからないゆるいイベント。
よくある飲食店の主催する花見パーティみたいに、がっつりプロデュースしてパクチー料理を出しまくることはない。食べたければ自分で作って持って来てよ! 場は盛り上げますが途中で酔っ払って酩酊状態になるかもね。参加者が自分たちで考えて、動いて、みんなで盛り上がるんです。
で、どういうことなの? 知りません。来る人の動きで全てが決まります。パクチーハウスもそういう空間を目指しています。
集合場所は代々木公園原宿門で、そこから89m入った右手ら辺で宴会しています。その辺りには桜がありません。桜は遠きにありて思うもの。桜にこだわる方はこの画像を頭に焼き付けて来ることをオススメします。