パクチーハウス帯広を初開催。
帯広と縁ができて、まだ7カ月ぐらいだが、その魅力に取り憑かれている。
パクチーハウス東京の店舗を閉じたことを取材してもらい、そのうちの最後のものがYahoo!トップページに掲載された。すでにトピックスページからは消えてしまったが、コメントが1500件以上も付く大炎上だった。
少なく見積もっても100万人以上が読んだと思われるこの記事により、素晴らしい出会いがあった。そのうちの一つがとかちイノベーションプログラム(TIP)を運営する野村総研だ。近所にできたブリューパブで同社の2030年研究室長らと初顔合わせをした際に「北海道に出張いかがですか」と問われ、これを受諾。十勝との縁ができた。
2018年のプログラムのキックオフ会での基調講演。参加者と関係者で160人ほどが集まってくれた。終了後の飲み会、2次会、3次会、4次会で、ものすごい好意的な反応をもらったし、その日に出会った人たちとまた会いたい、一緒になにかやりたいと思った。その後実行したクラウドファンディングに複数人が協力してくれた。また、クセのある食材といえば・・・ということでいずし(飯寿司)を食べに来て欲しいという要請も。帯広の郷土料理研究家の娘さんがTIPファミリーにいらしたのだ。
というわけで、今年1月に2度目の訪問。『「ありえない」をブームにするつながりの仕事術』の発売日前後だったので、2日で5本もの食事をしながらの講演会を企画してくれ、十勝在住の方々と親交を深めた。(6〜15人ぐらいとじっくり話ができるので、一方的に50人とか100人の前で話す講演と違って、得るものが多かった)
2月26日、TIP関連イベントに再び呼ばれたので前日入りして「パクチーハウス帯広」を開いた。過去2回で出会った十勝の人はもちろん、北海道在住のパクチーハウスのお客さんのほか、関東近郊からもわざわざ来てくれた。
会場は昨年7月以来最も連絡を取り合っている吉田武馬さんが営む「蕎麦人(そばんど)」にて。可能な限り十勝の食材を使う前提でメニューを組み立てた。
初めての場所で初めての食材を使い、他の料理人とコラボレーションするのはやっぱり楽しい。その時の雰囲気と気分で味を変えるのは、講演などで聴衆の反応を見ながら内容を変えるのと同様。コミュニケーションを通じて空間を瞬時に変化させるのは素晴らしい体験だ。
当日のメニューは以下の通り。
パクレーゼ
キムパク豆腐
長芋パクチー
牛トロパクうどん
パク天そば