パクチーハウス東京・新体制発足

パクチーハウス東京・GM & Chief CatalystのKyo paxiです。この度、パクチーハウス東京はより楽しく、友好的で魅力的な店づくりのため、新しい体制を発足させることになりました。本日午後8時9分、パクチーハウスは成長への階段をまた一段上ります。
2007年11月の20日開店以来、1年と89日間、たくさんのスタッフに支えながら店長としての職務をなんとかこなしてきました。パーティ営業という独特のスタイルを実行し、今まさに進化・深化させているところですが、パクチーハウス発のアイデアにさらなる“幅”を持たせられるよう、僕のワンマン体制ではなく個性的で魅力的なスタッフがアイデアを出し、実現しやすくすることが、その目的です。
オープン前からともに歩んでくれている山下さんには、シェフとして厨房の責任者で活躍してもらいます。「本日の実験」で繰り出されるアイデアをより洗練させるとともに、日頃のメニュー開発でも力を発揮してもらいます。これまでも厨房の仕切りの大部分をお任せしてきましたが、今後は料理という観点で、パクチーハウスとお客さんとが交流するために大きな役割を果たしてくれることでしょう!
パクチーハウス東京に関するロイター電が、日本最大のポータルサイトであるYahoo!に掲載され、爆発的に来客数が増えたその日に入社してくれ、フレンドリーな接客で多くのお客さんを魅了しているうっしぃさんには、店内にあるPieceOfPeaceプラザの企画責任者を担ってもらいます。オーダーのやりとりだけでなく、写真やアート作品が醸し出す雰囲気にスタッフの個性が映えるワクワク空間を作ってもらいます。
お客さんとして来店した際に「世界一周をした人を集めた講演会」の構想を打ち明け、9月にパクチーハウスでの“世界一周パーティ”を大成功のうちに終わらせてくれ、その後10月に僕の誘いに応じて株式会社旅と平和にジョインしてくれたマサには、店長として店舗の運営実務の責任者を担当してもらいます。全社員(といっても今のところ3人ですが…)で最も若いマサのエネルギーを、パクチーハウス中に充満させてくれることを期待します。
このことにより、お客さんからの見かけが変わることはほとんどありません。では、なぜわざわざこのブログに書くかというと…。
僕の新しい役職名を見てください(またしても自称ですが、笑)。CatalystからChief Catalystになりました。これまでは僕がCatalyst(触媒)として、お客さんのコミュニケーションを促すということを意識してきましたが、これからは僕以外のスタッフすべてもCatalystとなり、店とお客さんとの、そしてお客さん同士のコミュニケーションを促進したいという思いがあるからです。パクチーハウスは“交流する飲食店”です。単に料理を提供するだけのレストランでなく、飲食を通じて人と人とがつながる空間をめざし、精力的にそれを追求していきます。
開店直前、このブログの中で僕は以下のようなことを書きました:
いろいろな思いやコンセプトを掲げています。しかし、それを実行に移す際に大切なのは、この場所に来てくれるみなさま。一人ひとりのエネルギーの総和が、パクチーハウスという場の雰囲気を作ります。
食べて、飲んで、帰るだけの店ではありません。26坪の小さな空間で、アメージングなひとときをお過ごしください。「ここに来ると、エネルギーが沸いてくる」・・・そう言われるようにしていきたいです。

パクチーハウスは世界で唯一の場所であり続けたいので、複数店舗展開はしません。その代わり、「商圏2万キロ構想」(地球全体からお客さんが来る店を目指す=地球一周は4万キロ)を強力に推進し、同じような考えで経営をしている店舗、企業とコンセプトのチェーン化を図ってまいります。
僕は今後、Chief Catalystとして、店の内外を問わず、開店当初から挙げているコンセプトを実現するための活動に注力していきます。その中核に、ご来パクしてくださる方との会話があることは言うまでもありません。これからも、“交流する飲食店”パクチーハウス東京をよろしくお願いします!