ことパクチー セビーチェ “Cotopaxi” Ceviche

中南米の“世界一有名な郷土料理”をパクりました

魚介のマリネであるセビーチェ。ペルーが有名ですが中南米各国で食べられているようです。エクアドルに“Cotopaxi”というアンデスの人々に聖なる山と讃えられている火山があり(形は富士山にそっくり!)、なんとかエクアドル風にしたいと思って茹でた海老を入れました。エクアドルの首都・キトは標高が高く、生の魚が入りにくく茹でた海老をセビーチェによく使うという記述を見つけたためです。やや強引ですが、paxiとやたらに絡みたい僕たちの願望にお付き合いありがとうございます。

旅の原点〜中南米に行きたい

 


 

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【11月20日】いよいよ10年目!

パクチーハウス東京は11月20日で9周年、つまり、いよいよ10年目を迎えます。

これまでたくさんの面白い出会いがありました。その積み重ねで今があります。

思いがけないパクチーブームも・・・(笑)。しかし、よくあるブームで終わらせず、それを文化にまで昇華させるべく、たくさんのお客さんや食品関連各社のみなさんと、パクチーの普及・浸透・定着を促していきたいと思っています。

日本に1000年以上前に渡来しながら定着しなかったパクチーは、しかし、多くの旅人が世界を動く時代になってその兆しがみえてきました。パクチーは植物であり、ハーブであり、食べ物なわけですが、日本にはほぼ存在しなかったという(そういう意味では)ラッキーな事情により、パクチーは「旅の楽しさ」を思い出させる象徴的な存在ともいえます。(たとえあなたが「嫌い」だと思い込んでいたとしてもネ!)

パクチーは「おいしい」だけでなく「楽しい」のです。

だから僕は、パクチーなんて受け入れるわけがない、ありえない、馬鹿げているという専門家の声を無視して、パクチーハウス東京を創ったのです。

パクチーでパーティするんです。

11月20日 17:00〜の「9周年記念パーティ」で一緒に騒ぎましょう。お待ちしています。

詳細・参加表明などはこちら⇒ https://www.facebook.com/events/1068208949944517/

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旅の原点〜中南米に行きたい

パクチーハウス東京は10月28日〜2007年1月15日まで、中南米を特集します。中南米の国々の料理をパクチー料理にアレンジ(元々入っているものも多いので、さらにパク化)して提供いたします。

中南米特集のスペシャルメニュー

パクジョアーダ Paxjoada
ことパクチー セビーチェ “Cotopaxi” Ceviche
アロス・根・ポージョ(あろすこんぽーじょ)Arroz Con Pollo


世界約50カ国を旅してパクチーハウス東京を作った僕の、最初の目的地は中南米でした。幼い頃『太陽の子エステバン』を観ていたのが潜在意識を作ったのでしょう。そして高校生のとき、兄や従兄から旅先の中南米で撮った写真を見せられて、「大学生になったら中南米に行きたい」と思うようになりました。

しかし、僕の旅のスタートは大学一年生のとき、韓国からでした。その理由は、(外国に一人で旅するなんて怖いなというのもありました=もちろん好奇心が勝って今に至るわけですが)中学生のときに実家で韓国人のホームステイを受け入れた際に、一番近い国の人とコミュニケーションが全く取れないという体験をしたからです。
初めて一人で外国をふらつき、多くの友達ができました。当時は聞き慣れなかった「ゲストハウス」に行くと、世界を旅する人があまりにもたくさんいることを知って驚きました。
韓国の首都ソウルから、アメリカ経由で中南米のどこかに飛ぼうと思って旅行代理店をいくつか訪ねましたが、日本の夏休み=韓国の夏休みで、安いチケットは2週間以上どれも満席。ビザなし滞在期間内にソウルを離れることができそうにありませんでした。

各国の旅人と話をして、僕は行き先を変えることにしました。当時大学のサークルでカンボジアのPKOの研究をしていたので、行ってみようと思い立ちました。大学で研究しているときには「未だに地雷が多く旅できる場所ではない」と多くの学生とともに思い込んでいましたが、出会ったばかりの旅人から「行くべき場所、注意すべき点、実際に行った体験」に関するアドバイスをもらうことができました。
時は1995年夏。プノンペンで物売りから買った英字新聞に、「ベトナムがASEANに加盟」したことが書かれていました。自分のいる隣の国で何か変化が起こっていることを面白いと感じました。そして、海でなく陸の国境というのはどんな感じなのだろうと思い、次の行き先をベトナムに決め、旅の目的は「陸路国境越え」ということになりました。その後、さらにさまざまな旅人から話を聞いて、アジアの国々への興味が広がり、結局大学生活を終えるまでにアジアばかり20カ国を旅することになりました。

卒業後も、仕事の合間に旅を・・・というか、旅の間に仕事をしながら悩める20代を過ごしました(笑)。ユーラシア大陸を3度横断し、イギリスのブラッドフォード大学の大学院で現在の会社名と同名の修士論文「旅と平和」を執筆し、無職のまま結婚。「一人旅を終えて二人旅へ」という意味を込めて、ユーラシア大陸の最西端「ロカ岬」で結婚式をしました。スペイン留学経験のある妻とそこで愛を誓い、はるか大西洋のかなたにある中南米に思いを馳せます。(無職だし)いつか中南米で仕事するかもねとも。

それから12年が過ぎました。上の子どもが生まれた年にパクチーハウス東京を創り、彼もまもなく10歳。パクチーはちみつの採取やメドックマラソン、コワーキング関連のネットワーク作りでヨーロッパには毎年訪問。また、近年ではパクパクマラソンとしてのコムラッズマラソン(南アフリカ)やサハラマラソン(モロッコ)でアフリカに行く機会も持てました。最初のゴールとして設定した中南米には・・・まだ辿り着いていません。そんな僕らの「中南米特集」は、僕の願望であり、妄想であり。中南米のこと、よく知らないのでどうかお話を聞かせてください!


 

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【12月3日】地方活性を考えるパクチートーク&パーティ(PTP)

【Cinemo PAX】前武雄市長の樋渡啓祐さんをゲストに迎え、映画を見てトークしてパクチーパーティします。=12月3日(土)16:00-


 

パクチーでまちおこし!

佐賀県武雄市との出会い。それはFacebookのタグ付でした。パクチーをまちの特産品へという同市の当時の市長だった樋渡啓祐さんのFacebookでの表明に、全国のみなさんがコメントで、日本パクチー狂会の会長であり、パクチーハウス東京を運営する僕をタグ付してくれました。

たまたまスタッフ研修で釜山にいた僕は、翌日は福岡へ入る予定。「明日なら・・・」とコメントすると、そのプロジェクトに関わる主要メンバーの多くが、ぜひ会いましょうとの心強い返事。

そして武雄市とパクチーハウス東京は、パクチー普及のためにお互い協力することを決めたのでした。その後、武雄市のパクチーへの取り組みはご存知の通り。中心となっている江口農園は、九州を中心に50店舗の飲食店にパクチーを届けているそうです。

改革派市長としてTSUTAYAの図書館や病院の民営化をしたことで有名な樋渡さんですが、実は自治体で初めて本格的にパクチーに取り組み、成果を収めた方でもあります。

そして、無理矢理もう一つ僕との共通点を挙げると、樋渡さんは“走る”経営者です。出張先の世界のあちこちで旅ランをしています。


お申し込みは以下よりお願いします。定員に達し次第締め切らせていただきます。

 

 

樋わたし啓祐さんとわたし

フランス特集:フェロモンヌ(ソーヴィニョン・ブラン100%白ワイン)

パクチーハウスのフランス特集は、10月23日(日)までです。期間限定で2種類のワインが入荷しています。

フェロモンヌ(白)

生産者: 内田修さん。フランスロワール産。ソーヴィニョン・ブラン種100パーセント。窒素ガス充填方式で酸化を防いでいる珍しいワイン(酸化防止剤無添加)。タンクの中の状態のまま飲んでいただきたいという思いから、厳選した澱を残したまま濾過をせず残した白ワイン。素材の風味を大切にしたシンプルな料理との相性は抜群。素材の風味を大切にしたシンプルな料理との相性は抜群。
パクチーハウス東京店主Kyo paxiは、パクチー・ランニング・クラブ(パクチーハウスのお客さんなら誰でも歓迎!)のメンバーとともに2011年から毎年訪れているメドックマラソンで内田修さんと知り合いました。2016年のメドックマラソン前日に内田さんにシャトーや葡萄畑を案内してもらい、たっぷり話を聞いてきました。

 

アリアス・ピノノワール(赤)5,890円

生産者: ロワール・ポアチエ農業協同組合。 フランスロワール産。ピノノワール種100パーセント。BIO栽培。亜硫酸塩(酸化防止剤)完全無添加。ステンレス樽発酵、熟成期間4か月。果実味重視のフルーティなワイン。2015年という天候に恵まれた素晴らしい年のみ生産可能なタイプのワイン。

 

『週刊パクチー通信』

Mediumで面白い試みをしている人を発見!

その名も『週刊パクチー通信』。第12回にパクチーハウス東京のことを書いてもらったことをきっかけに知りました。今後注目します。みなさまも、ぜひフォローを!

「実はふたりともパクチーが苦手であること、だけど訳あってパクチーを研究していること」が書かれていて、どんな方か興味深いです!!!

「すみません、メニューを取っていただけますか?」
そう、席に着いた時から不思議に思っていたのだが、パクチーハウスは基本的に「相席」なのだ。私たちもふつうの4人用のテーブルを、仕切りもなく腕が当たってしまいそうな距離で2人2組で使っていた。店内を見やると、8人用の円卓も3組で使っている。おまけにメニューも1テーブルに1つである。他人との会話が生まれやすいつくりになっているようだ。
後から調べてみると、パクチーハウスは“交流する飲食店”をコンセプトに掲げていた。相席もメニューのことも、交流のしかけと言えるだろう。功を奏していると思った。しかも、「パクチー」という強烈で特殊なコンセプトに惹かれてあつまっている人びとだからか、店内の一体感が半端ではないのだ。

パクチーはもちろん、パクチーハウスという空間を楽しんでいただけたようで嬉しい限りです。

ぜひこの記事、読んでください!!! ⇒「つなげるパクチー」

異邦人のタブレ Taboulé de “L’Etranger”

9月15日から10月23日までの「フランス特集」。その特別メニューの中から、異邦人のタブレについて解説します。

フランスの国民食をキヌアでパクりました

フランスで日常的に食されているクスクスを使ったサラダ「タブレ」を大胆にアレンジしました。クスクスの代わりに“スーパーフード”として話題のキヌアを使用しています。

タブレは元々、イスラエルやレバノンで食べられていたものを北アフリカ(マグレブ地方)のクスクスを使ってフランス風にアレンジしたサラダで、フランスを歩いているとよく見かけます。いろいろな文化が融合してできたタブレを、さらにパクった逸品です。

タブレのクスクスをキヌアに変えて出したらどうだろう、とKyo paxiが思い付き試作をしたのですが、あまりパッとしませんでした。それをコウモリラン普及委員会の“same same”タナカヒサシ氏がリンゴとサツマイモを加えて素晴らしい作品に仕上げてくれました。

メニュー改編で終売した「パクっとポテっと」もそうだったのですが、彼の独創性はとても面白いものがあり、普通の人では思いつかないようなものが突然ポンと出てきます。その辺りに敬意を表しつつ、フランス人ノーベル文学賞受賞者カミュの作品タイトルを借りて名付けました。

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富士ゼロックスで特別講演会

10月5日(水)、東京ミッドタウンにある富士ゼロックス本社オフィスにて「不可能を可能に〜砂漠にパクチーを生やす〜」と題して特別講演会を行うことになりました。

新規事業立ち上げ、コミュニティーづくり、メディア戦略などについて、面白おかしく(ここ重要!)話します。お申し込みはFacebookイベントページにて、9月30日(金)まで。

 

平和のラペ

9月15日から10月23日までの「フランス特集」。その特別メニューの中から、平和のラペについて解説します。

パクチーがつなぐニンジンと青パパイヤの“平和”のサラダ

フランスの「ラペ」と沖縄の「しりしり」。どちらもニンジンをすりおろした料理です。空間を越えて同じような料理が食されているって面白いなと思い、二つをパクチーでつなぎました。

味付けはフランスのラペをイメージしつつグレープフルーツの酸味とパク蜜を使い、ニンジンのほか沖縄の青パパイヤを加えています。

フランスのニンジン料理「râpées」とフランス語で平和を意味する「la paix」。カタカナで書くとどちらも「ラペ」なんです。はいはい、またダジャレですよ。

 

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緑のパクチーバゲット

9月15日からの新商品。特別なバゲットを開発して、ニンニク&オリーブオイルで食べてもらおうと思いましたが、香りが良過ぎてオイルやニンニクがすべてを消してしまうことが判明したため、そのまま齧っていただく商品です。

めちゃうま。

当日に、近くでお世話になっているパンとジェラートのお店「ダズンフォー」で焼いてもらっています。数量限定ですので、ご注文はお早めに。