パクチーハウス東京スタッフの井野和哉くんより
昨年の4月よりパクチーハウス東京で
行なっていた熊本地震への募金でしたが、皆様の心温かい支援によりこれだけの義援金を故郷熊本に送ることが出来ました。
エントランスに「緑の募金箱」として設置してから約8.9ヶ月程で5473円集まりました。
震災直後、何かしなくちゃという衝動で、すぐにオーナーの佐谷恭さんにお願いをして置かせて頂きまして、毎日いらしてくださるパクチー好き?の皆さんに少しずつ募金のお声がけもさせていただきました。その甲斐あってか、募金箱をみた熊本出身の方、或いは九州の方などから話しかけていただいたり、実家や友達のことを心配して頂きまして、本当に嬉しかったです。
実際、地震が起きてから2017年に変わるまで1度も帰省する事ができず、熊本の現状を目の当たりにする事はなく、テレビのニュースなどでしか実状を知りませんでした。ですが、今年の年初めに成人式もあり義援金を直接熊本へと届けるために帰省しました。
阿蘇くまもと空港から、当時1番被害の大きかった益城町を通りながら実家へ向かっていると、未だに家は倒れたまま、更地となってしまったところ、ブルーシートが張り巡らされ、道路も規制がかかったままの悲惨な光景がありました。
本当に熊本か?と疑いたいくらい酷い状況でした。熊本城も石垣は崩れ、瓦は落ち、幼い頃から見ていた荘厳な城とは掛け離れたものになっていました。
慣れ親しんだショッピングモールや飲食店も、開業が遅れていたり、閉店しているところもありました。
しかし、今の熊本は復興の最中、日々地元の人達のみならず遠方からいらっしゃるボランティアの方々、多くの人々の力で熊本を盛り上げようとしています。
私は改めて熊本のことを”よかとこ”だなと感じました。
今は東京で学生をしていますが、またいつか必ず直接熊本に何か恩返しが出来ればなと思っております。
長くなってしまいましたが、今回募金箱を置くにあたり協力していただいた、パクチーハウス東京の皆さん、そして、お店に来て頂いた全ての皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。
これからも当面私はパクチーハウス東京にいますので是非パクチーが好きな方も、そうでない方も足を運んでいただければ幸いです。
写真の方は今回送らせて頂いた義援金の受領書と現熊本市長様からの感謝状となっています。また、被災地の益城町と熊本城の写真も勝手ながら載せさせていただきました。