パクチーは外食の武器になりえるのか。

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*この記事はフードリンクの記事を読んで書きました

Kyo paxiです。7年超前、パクチー料理というジャンルを勝手に創ったのですが、その単語が一人歩きし始めたのは嬉しい限りです。パクチーハウス東京のお客さま、経堂まで来れないときは、お近くのパクチー料理を出す店に行き、ぜひパクチーをじゃんじゃん食べてください。パクチーをブームで終わらせるか、日本の文化にするかは我々の手にかかっています。

 

 

 

冒頭で取り上げていただきありがとうございます。

僕の答えは「パクチーは外食の武器にはなりえない」。7年前の創業のころから、「食材のブームは2年程度。それ以上の強みを持たなければならない」と思いさまざまなことにチャレンジしてきた。ブームが去ったら業態を変える発想ならそれでよいが、だとすると武器とは言えないだろう。

ということではなくて。

武器にならないと思う本当の理由は、専門店を名乗る(わりには全ての料理にパクチーを入れてない覚悟のなさが透けて見える)店だけでなく、パクチーを使う店はどんどん増えるからだ。パクチーはあって当たり前になり、居酒屋でもパクチーがないとなると多くの人は失望。2−3品ぐらい置いとけよー、という状態になる。

また、 パクチー銀行の全国展開により、パクチーを栽培する人が急増し、こぼれ種によりそこら中にパクチーが生える日は近い。つまり、パクチーは数年以内に誰でも気軽に手に入るハーブとなり、どこの家庭の食卓にも並ぶようになるのだ。

というわけで、パクチーを置かない店が顧客離れを起こすことはあっても、パクチーを使ったから店が繁盛し続けるということは、長期的にはないと考えています。

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