旅人の新年会!ペルー料理店・荒井商店の荒井隆宏さんに聞く「旅して起業」【cinemo PAX】

2017年を刺激的な旅人の話で始めませんか! ⇒1月15日(日)15:00- 開催

新橋にあるペルー料理の名店「荒井商店」の荒井さんをゲストに招き、ペルーの料理人に関する映画を見て、お話を聞き、パクチーパーティをします。

荒井さんは料理の修行後、ペルーを旅しながら食材と料理について学び、帰国後「荒井商店」を立ち上げました。自分の目で見たペルーを独自の視点で再現し、超人気店となっています。

パクチーハウス東京店主の佐谷恭との出会いは、2008年7月。『ぱくぱく!パクチー』の取材のためパクチーをよく使う国の一つとしてペルー料理店を探していた時のことでした。ランチタイムが終わる頃に訪れ、美味しい料理をいただいた後に、ペルーのパクチー事情のほか、荒井さんの体験談を聞いて一気に引き込まれました!

 

そんな荒井さんを迎える【cinemo PAX】。「料理て世界を変えた」と言われるペルーの国民的ヒーローとも言われる料理人・ガストンアクリオ氏に関するドキュメンタリー映像を見た後、荒井さんの旅と起業についての話を聞きます。その後の“中南米特集”パクチーパーティで大いに語り合いましょう。

旅好きな人、ペルーや中南米に興味のある人はもちろん、独自の視点で起業したい人、料理を愛する人は、是非ともご参集ください! 2017年旅人の新年会です。

■日時
2017年1月15日(日) 15:00-

■タイムスケジュール
15:00 開場
15:30 映画上映開始(78分)
16:50~17:50 荒井隆宏さんトーク(聞き手:佐谷恭)
18:00〜21:30 パクチーパーティ 「中南米特集」

■チケットについて
・映画+トーク+パーティ(定員50人)
早割 3890円 12/31まで
前売 4189円 1/1から1/14まで
当日 4500円
・パーティーのみ参加<映画・トークショウなし>(定員20人))
当日 3500円

 

自分のまちが好きになり、旅先をもっと楽しめるシャルソン

【cinemo PAX vol.2】前武雄市長・樋渡啓祐さんと考える【地方都市の活性化】〜映画『幸せの経済学』見て、トークして、パクチーパーティ!

まもなく開催!

前武雄市長の樋渡さんのことはよく知っている方が多いと思いますが、僕がしていることをパクチー以外知らない方も多いと思いますので、当日までにいくつか投稿させていただきます。(その4)

パクチーを愛するあまりエクストリームランニングに足を踏み入れてしまった僕ですが、個人的に走るのが好きになっただけでなく、メドックマラソンをヒントにしながらたくさんの人にランニングの楽しさを知ってもらうために作ったものがあります。それが「シャルソン」です。

シャルソンは、ソーシャル・マラソンを略してできた言葉です。走る楽しみはスピードだけでなく、景色を見たり移動すること、つまり自分の力で旅ができるということでもあります。公園や河原を走っているとき、疲れたら歩いたっていいし、きれいな花があったら立ち止まってもいい。気持ちよければ予定より多く走ればいいし、毎日コースを変えることもできます。

しかし、「マラソン大会」は基本的に速く走ることが良しとされます。コースを選ぶこともできません。いわゆる持久走大会で“走らされた”体験からランニングが嫌いだった僕は、走れるようになってもその延長線上にあるマラソン大会を積極的に楽しむことができませんでした。一方、シャルソンの発想の原点ともなったメドックマラソンはワインを飲むために「立ち止まる」ことが革命的だったし、制限時間ギリギリまで食事やワインを堪能できることが、僕のマラソンに対する思い込みを壊してくれました。

メドックマラソンに出場した際、その日本版を開きたい、と考えました。メドックマラソンにあるコミュニケーションが、僕がパクチーハウスやPAX Coworkingでやろうとしているのと同様に現代日本の閉塞感をぶち破ると直感したからです。しかし、冷静に考えてみると公道の使用許可を警察に申請し、そこで酒を提供するということが簡単に認められるとは思えません。数年単位の時間を使ってそれを実現させることもアリだとは思いますが、それでできるコミュニケーションが必要なのは数年後でなく今だと思ったので、即座にそれを実行することにしました。メドックマラソンの要素をシンプルに抽出し、僕のような小さな飲食店を一つだけ経営している人が簡単にできるイベントを作ろう、そしてそのイベントにより地域に貢献できればなお良いと。そうして「シャルソン」の仕組みを考案しました。

パクチー料理屋とコワーキングスペースという“マニアック”なことをやっているのが僕の会社です。それぞれの空間に、国内外からさまざまな人がやってきます。経堂にたくさんの人を連れてきていると言ってくれる人もいたのですが、うちの店に来て、仕事なり食事をして、そのまま帰ってしまう人がほとんどでした。そういう意味では経堂まで来てもらってはいるものの、経堂に貢献しているとは言い難いと悩んでいました。行き帰りに商店街を見てはどうですかという提案をしたり、ウェブにちょっとした周辺案内を載せたこともありますが、大多数の人は忙しい日常の中で目的を果たしたら家路につきます。シャルソンを生み出そうとしているとき、この僕の悩みがポイントになりました。「小さなマラソン大会を開き、僕が行き先を決めるのではなく、ランナーの皆さんに好きなように動いてもらい、経堂なり世田谷区の魅力を発掘してもらおう。そしてそれを再発信できれば、自分たちが存在する地域のためになるだろう」。こうして走ることを地域の魅力再発見につなげるためのシャルソンが生まれました。

年1回ぐらい、ちょっと変わったランニングイベントとしてできれば面白いかなと思って始めた「シャルソン」でしたが、第1回で僕も主催者兼ランナーとして42.195kmを走りました(走る距離は自分で決めて良いため、必ずしもそれだけの距離を走らなければならないわけではありません)。そして、自分も他の参加者達も思ったことは、「シャルソン」は簡単に誰でもどこでもできるし、もっとやりたい!ということでした。すでに5年以上店を運営していた経堂や10年以上住んでいた世田谷を知っているつもりになっていましたが、一日中絶え間なく「発見」があるのを驚き、かつ楽しみました。

「シャルソン」は簡単で、参加者だけでなく主催者も楽しく運営できるイベントです。ご当地シャルソン協会が各地の運営のサポートもしており、過去4年半で全国で120回ほど参加されるまでになりました。地域活性や地方創生をお考えの方は、ぜひシャルソンで地元愛を育て、たくさんのお客さんを呼んでください。

ご当地シャルソン協会
http://cialthon.at/
ご当地シャルソンについて(パクチーハウス東京ウェブサイトから)
http://paxihouse.com/blog/social-running/
今、シャルソンが熱い! (Naverまとめ)
https://matome.naver.jp/odai/2143452587480207301