今月のメニューとして大人気の「根ポタージュ」。
調理中はこんな感じです。
パクチーは根っこがうまいんです。送られてくるサイズがまちまちなので、食べやすいときとそうでないときがありますが、そのうまさを知ってほしいと思いますし、根っこを存分に味わえるのが根ポタージュです。
今月のメニューとして大人気の「根ポタージュ」。
調理中はこんな感じです。
パクチーは根っこがうまいんです。送られてくるサイズがまちまちなので、食べやすいときとそうでないときがありますが、そのうまさを知ってほしいと思いますし、根っこを存分に味わえるのが根ポタージュです。
コロナビールって、どうしてみんなレモンとかライムとかつけたがるんでしょう。
僕の知る限り、メキシコ人でつける人はいませんでした。パクチーハウスを創業し、ビールのラインナップを決めていたとき、コロナを導入し「レモンやライムはつけない」と決めました。ほしいという方には後付けて差し上げてますが。
本日、メキシコ人が来パク。コロナを注文されたので「グラシアス」と応じると、「レモンだけは入れないでー」と目の前で大きな声でアピールされました。うちはレモンなんてつけないさ、だってメキシコではそうだろと答えるとにっこり笑顔で握手を求められました。
というわけで、ライムやレモンはつけません。ほしい方は、その旨伝えてください。でも、ない方が美味しいと思いますよ。
パクチーハウス東京の「世界のビール」にはグラスは基本的につけていません。これは「旅先でラッパ飲みをいつもしていた」僕の体験によるもので、直接ボトルから飲むことで旅の気分を味わってほしいと願っているからです。どうしてもグラスに注ぎたい人にはグラス用意しますので、スタッフにそのことを伝えてくださいね!
*ちなみにそのメキシコ人は、目で王冠を開けた・・・!
そして、コロナのボトルを使ってさまざまな音を奏でた・・・。面白い。教えてほしい。三重県津市の料理人だそうです。再会したい!
パクチー料理というのは日本発の新しい文化です。
タイ在住のライターの方が、面白い記事を書いていたのでシェアします。ぜひ読んでください。
映画で旅する【cinemo PAX】。
6月25日、第一回のゲストに「超節電生活」の稲垣えみ子さんを迎えました。映画『第4の革命』を鑑賞した後、参加者みんなでお話ししながらパクチーランチ、そして稲垣さんとパクチーハウス東京店主の僕が対談させていただきました。
全部書き起こしたいぐらい面白かったのですが、特に印象的だったことを。
稲垣さんが月の電気代166円にまで至ったのは、「とりあえずやってみよう」という小さなチャレンジの積み重ねだったようです。万里の道も一歩から。ものすごい決心をして・・・とかではなく「やってみよう」。
同じことをする必要はないけれども、稲垣さんの話を聞いて、自分なりに思うこと・できることをやろうと決意した人が多かったようです。
「超節電生活」の第一歩は原発事故でした。当時関西に住んでいた稲垣さんは、関西電力の原発の比率が50%と聞いて、まずは電気代を半分にしてみようと思ったそうです。こまめに電気を消したり、プラグを抜いたり・・・そんな努力も空しく、最初は電気代が上がったとか・・・。
そこで「減らす」から「使わない」にシフト。電子レンジを使わずに蒸し器を使ってご飯を暖めたり。解凍の仕方を経験で学んで、結果としてそれまでにはなかった「美味しさ」を手に入れたそうです。
冷蔵庫の電源を抜くのはさすがに勇気がいったようですが、できなかったら戻せばいいという思いで「やってみた」そうです。結果、「無駄なものを買わない」という新たな世界に入り、いつの間にか冷蔵庫内で食材を腐らせることもなくなり、「自由」を手にしたとおっしゃっていました。
「必需品」にしばられて「自由」を得ていない。それが現代人なのです。
家電がなくなると、その分、家が広くなるんですね。冷蔵庫や洗濯機にいくら家賃払っているか考えたことがありますでしょうか。
自分の行動について、とても考えさせられる貴重な時間でした。そして、一つずつ、とにかくやってみようと思っています。
【cinemo PAX】はユナイテッドピープル社が提供する「cinemo」という市民映画上映システムを使って映画を鑑賞するとともに、テーマに関連するゲストを招いてトークを行うイベントです。映画+トーク+パクチーランチの【cinemo PAX】は、概ね2カ月に一回開催していきます。
ごく稀に訪問する、富士通時代の後輩の店。東銀座にある「bar cacoi」。
無理難題と思いつつ「パクテルちょうだい」とかいつも言ってみるんだけど、期待を裏切られたことはない。2日前、少し前に送ったパク塩を使って、すごいのを作ってくれた。そして、なんでパクチーの花とかまで持ってんの!!!
液体はジントニックです。と言っても、ただのジントニックではありません。
「VL92 GIN」というジンで作ってくれました。ぜひウェブサイトをみてください。
http://www.vl92.com/
a most surprising ingredient: coriander leaf
パクチーの葉っぱが使われているジンなんです!
素晴らしい体験をありがとう! パクチーの世界、まだまだ知らないことがたくさんあります。パクチーの無限に広がる世界にカンパク!
「超節電生活」と聞くととてもストイックな方を思い浮かべてしまいます。
こう言ってはなんですが、僕自身の日常生活について咎められたりするかもしれないし、果たして話が合うのかなどとも考えてしまいます。
アフロの稲垣えみ子さんは、しかし、会った瞬間からそんなことを忘れさせてくれる面白い人でした。
冷蔵庫も洗濯機も持たず、外出してもエレベータ・エスカレータには載らないようにしているそうです。「どんだけー」と思うでしょうが、そこに根拠がありポリシーがあり、そして人に押し付けるわけではないので、話を聞いていて納得させられるのです。そして、「やれ」とは言われないのですが、「ちょっとそっちの方向に行ってみようかな」と思わされました。
ちなみに、一階に住み電車にあまり乗らない僕は、普段あまり階段を昇り降りする機会がありません。だから移動で走るときに歩道橋があれば喜んで利用しますし、どんどん深くなっている地下鉄に乗ったときには、よく地上まで一気に駆け上がります。東京は人工のトレイルに溢れています。「電気を使わない」という視点ではありませんでしたが、結果的に同じことをしていたので共感できました。
1年前、サハラマラソン報告会で佐賀県武雄市を訪れたとき、Airbnbで「5A(アンペア)の生活」をしている人の家に泊まりました。このときも訪問前はとても恐れていましたが、夜中にその家の主と2時間語るほど、彼の考え方にも共感しました。自分の電気をいきなり失くすときに喪失すると思われるものを想像すると恐ろしいですが、長い時間と思索を経て、生活を少しずつ変化させた結果得た境地は、想像以上に居心地がいいものです。もちろん、「その話を聞く」とか「そこに一泊だけする」という腰掛け程度の体験だからというのもありますが、そういうことを実践する人から学ぶことは多いです。
冷蔵庫があるのが普通だけど、本当にそれを活用しているのだろうか。使わない食材をいつまでもストックして、大掃除のときにまとめて捨てたりしていないだろうか。肉や魚は食べる分だけ買えばいいのでは。その野菜は冷やす必要があるのか。調味料をなぜ冷蔵庫に入れるのか。
そして、現代、身の回りには冷蔵庫が溢れています。自動販売機がそこらじゅうにあるし、コンビニも24時間空いています。夜中に目が覚めたときに冷蔵庫に麦茶が冷えていたら便利だけど、なくても死ぬわけじゃないし、だいたい夜中に途中で起きないように健康的に生きた方がいいかもしれません。
稲垣さんと同じ生活を、即座にしなさいと命令されたら僕は断固拒絶すると思います。しかし、毎日冷静に一つひとつのことを考え、自分の納得する形で判断していくと、今とは違う生活をすることになるだろうなと、稲垣さんと話をしていて思いました。
自分の人生をちゃんと選んでいるか。食材を冷やす前に頭を冷やせ。
6月25日(土)10:00-14:00 パクチーハウス東京での【cinemo PAX vol.1】にぜひお越し下さい。
http://cinemo-pax-vol1.peatix.com/
6月25日のお昼、パクチーハウス東京では「映画+トーク+パクチーランチ」の【cinemo PAX】第一弾を行ないます。ゲストは元朝日新聞記者で「超節電生活」の稲垣えみ子さん。
4月に放送された情熱大陸で彼女のことを知り、出演を依頼しました。先日、ご挨拶を兼ねて中目黒でランチをしてきました。
初めて出会った瞬間から、別れを告げるまでの約89分間、本当に笑いっぱなしでした。面白いし、行動というか結果のすべてに信念があるのでとても共感できました。そんな話を是非聞きに来てください。
⇒ http://cinemo-pax-vol1.peatix.com/
(定員に達し次第〆切ますのでお申し込みはお早めに)
さて、タイトルにある「血中無職濃度」。これもそのランチの中で聞いた言葉です。実際に職がないかどうかにかかわらず、事業家でもフリーランスでもサラリーマンでも、その濃度が高い人は面白いというお話でした。
何かにしばられておらず、自由に行動できる。そんな環境を維持している人が「血中無職濃度」の高い人といえると思います。いろいろな働き方・仕事を選択して、思いついたことを実行できるのが特徴です。
稲垣さんはもちろんそれが高いのですが、その話の中で驚くべき発言をされました。
「毎月一定金額が振り込まれるのは気持ちが悪い」
独立して仕事をしている人を多く知っていますが、ある程度「決まった仕事とそれにより得られる決まった収入」をベースに生活を組み立てている人が多いと思います。ベースがあるからいろいろなチャレンジもできると、その部分が心の支えになっています。ところが稲垣さんは、雑誌の連載で必ず入ってくると分かっている固定収入を「なんだか会社員みたいで」と表現していました。「血中無職濃度」が下がる気がするのでしょうかね・・・。
このように言えるのはいろいろ理由があると思いますが、そのうちの一つは「お金の使い道がない」ということ。
ストイックにビーガンだったりマクロビオティックに固執しているとかではありません。「超節電生活」を始める前からの流れでシンプルな生活を心がけた結果、自分に必要なものを必要なだけそろえたところ、余計なお金を払う必要が無くなったということのようです。
稲垣さんと話したことはまたこのブログでシェアしたいと思います。が、ぜひ直接お話しに来てくださいね。
⇒ http://cinemo-pax-vol1.peatix.com/