Kyo paxiです。オリンピックが終わり、まもなくパラリンピックが始まりますね。
パラリンピックは身体障害者を対象とした世界最高峰のスポーツ競技大会です。オリンピックと比較しても全くひけをとらない迫力があります。初めて見る方は驚くでしょうね。
身体障害者に接する機会はほとんどない方が多いのではないでしょうか。僕もその一人でした。ただ、僕が海外を旅する過程で、日本とは違う形で身体障害者に接する機会が何度もありましたので、障害者について考えることが、旅する前よりは増えています。
(障害者について9年前に書いた文章があるので、恥ずかしながら紹介しておきます→http://beemanet.com/2001/kampai11.htm)
パクチーハウスを作ろうとしていたときに、いろいろなお客さん像を想像しました。そのときに、あらゆる年齢、あらゆる国籍、あらゆる立場の人が、それを超えて楽しんでいる姿を思い浮かべました。その中に障害者のことも意識していました。2Fながらエレベータで上がれる物件を選んだのもこのためです。
今でも日常的に障害者に接することはありません。でも目の前で困っていたら助けたいし、もっというと助けたいというよりは対等に話したい。一緒に飲みたい。障害を持たない人と同じように、普通に接したい。不自由な部分はあるのでしょうが、だからこそほかの人にはない能力を持っている人もいますので、それぞれにそれぞれの魅力があると思います。
ただ、外国を旅しているときに比べて、日本では障害者が「見えない」気がしています。上で述べた“違う形”とはそのことです。うまく表現できないけど、海外では障害者をよく見ました。社会のいろいろなところで活動していました。
それぞれの気持ちもあるでしょうから、「見える」ようにすればいいというわけではないでしょうが、もう少し普通に接して、「たまにしか見かけないから接し方が分からない」のではなく、お互い一人の人間として尊重してというかごく普通に会話を交わせるようになれば面白いと思っています。
というわけで、パクチーハウスには「障害者割引」というのがあります。タクシーに乗っているときに思いついたので、タクシーと同様のやり方で障害者手帳を提示していただければお会計を10%オフいたします。これは一種の割引制度ですが、さしつかえなければ単に手帳のやりとりだけでなく、その方と話をしたいなと思っています。
「障害者割引」は、障害者の方があまり積極的に外に出ていないのではないかという勝手な推測の下、少しでも来やすいと思っていただきたいという考えから実行しています。本当はそんな区別はいらないと思っているので、僕が上に書いた考え方を実現できていながら、この割引が廃止できる日を心待ちにしています。
・・・と書いた瞬間が、パラリンピック開幕! です!
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