ラグマン鍋奉行のKyo paxiです。
昨日「3人でラグマン鍋を食べたいのですが」という問い合わせを受けました。「4人以上で」という制限をつけているものの、新年初日の営業とあってお客さんが少なそうでしたので、ちょっとだけ迷いました。しかし、やはり原則を貫こうということで、「4人集めてくださいね」と申し上げました。
数十分後、同じお客さんから電話があり、「4人そろいました!」とのこと。大急ぎで鍋の準備をしました。ご来店後に鍋の説明をしていると「どうしても食べたかったんです」と嬉しい言葉を頂きました。
実は昨年の新年最初の日はものすごく寂しかったのですが、今年はこの“ラグマングループ”を中心に、全体的に盛り上がりのある初日となりました。鍋というのは具を入れるタイミングや順番、煮込む長さで味わいが変わってくるものですが、楽しい会話というスパイスこそが、その決め手となるのです。
以前にも書いたと思いますが、中国・新疆ウイグル自治区の名物料理「ラグマン」は、僕が世界約50カ国を旅して最も美味しいと感じた料理です。この最高の味に、最高の食文化である日本の“みんなでワイワイつつく鍋”を組み合わせたのがラグマン鍋です。つまり、味と楽しさにおいて世界最高峰であるということです。この2つを維持するために、大切なのは人と人とのコミュニケーションから生まれるエネルギー。今後何があっても、パクチーハウスのラグマン鍋は4人以上でつつくというこの原則を崩しません。
どうしても4人集めるのが難しい方は、一周年記念のときに行なったのと同じ形式で「見知らぬ他人と囲む鍋」をしたいと思いますので、是非ご連絡をください。あなたのために鍋仲間を探します!
ところで「見知らぬ他人と囲む鍋」の流れは、徐々に広がりを見せているようです。先日イベントを共催した浜松の「Bija」で、今月22日に「見知らぬ他人と囲むカレー鍋」が開催されます。お近くの方(概ね半径500km以内)は是非参加してみてください。また、飲食店経営者の方で「見知らぬ他人と囲む鍋」にご興味のある方はぜひご連絡をください(TEL: 03-6310-0355、担当: 佐谷恭)。企画のコツなどすべて公開します。